解体されたお墓の欠片を、数珠とブレスレットに。縁添珠が仕上がりました

2026年6月10日(水)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

以前にもブログでご紹介したことのある
縁添珠が、今回また仕上がってきました。

プレミアムプランの縁添珠。墓石から作られた珠が3つ、数珠の中に組み込まれます。

縁添珠とは、お墓に使われていた石の一部を
小さな珠に加工し、
その珠を数珠やブレスレットの中に組み込んで
仕立てる品物です。

数珠やブレスレット全体を
墓石の石で作るわけではありません。

お預かりした墓石の一部から珠を作り、
その珠を一つの形として組み込むことで、
お墓の石を手元に残すことができます。

今回ご依頼くださったお客様は、
当店でお墓の解体工事をされた方では
ありません。

お墓はすでに解体されたそうです。

その際に取っておかれた墓石の欠片をお持ちで、
今回、その石を使って縁添珠を作りたいとの
ご相談をいただきました。

縁添珠を知ったうえで石を残されたのか、
手元にある墓石の欠片を何かの形にできないかと
考える中で縁添珠を知ったのか、
そこまでは分かりません。

それでも、お墓に使われていた石を
そのまま処分して終わりにせず、
形を変えて残すという選択をされたことに、
私はとても意味があると感じました。

当店のある川崎市多摩区から見ると、
普段の施工範囲とは
少し離れた地域のお客様です。

それでも縁添珠のことを調べ、
当店にご連絡をくださいました。

今回お預かりしたのは、
白御影石の墓石の欠片です。

その石から作られた珠が、
数珠やブレスレットの中に、
白っぽい珠として組み込まれています。

お墓じまいという言葉を聞くと、どうしても
「お墓をなくす」「墓地を更地にする」
という面だけが強く見えてしまいます。

もちろん、
現実にはそうせざるを得ない事情もあります。

お墓を守り続けることが難しくなり、
解体や移転、合祀などを考えなければならない
こともあります。

ただ、お墓をなくすことと、
お墓を粗末にすることは違います。

今回のお客様のように、解体されたお墓の石を
少しだけでも残しておきたいと
考える方もいらっしゃいます。

長い間、手を合わせてきたお墓です。
ご家族やご先祖さまを思い、お参りをしてきた
大切な場所です。

その石の一部を手元に残したいという
お気持ちは、とても自然なものだと思います。

もしお墓の石を縁添珠として残したいと
お考えの場合は、お墓の解体工事に入る前に、
施工業者へ「石の一部を取っておきたい」と
伝えておく必要があります。

解体後に石が処分されてしまうと、
あとから手に入れることはできませんから。

ブレスレットプランの縁添珠。白っぽく見える珠が、お預かりした白御影石の墓石から作られたものです。

今回仕上がってきた縁添珠は、
数珠2連とブレスレット2連です。

それぞれに、墓石から削り出した珠が
組み込まれています。

桐箱に納められた姿を見ると、
単なる品物というよりも、
お墓とのつながりを形にしたものだと
感じられます。

墓地は更地に戻す。石塔は解体する。

それでも、そのお墓に使われていた石の一部を、
形を変えて手元に残すことはできます。

縁添珠は、いままで手を合わせてきたお墓を
大事に思う気持ちがあるからこそ、
選ばれる品物なのだと思います。

すべてをそのまま残すことはできなくても、
少しだけ形を変えて残せたら…。

縁添珠は、そうした思いに応える品の一つです。

吉澤石材店では、
縁添珠の取り扱いをしております。

お墓じまいをされたあと、
あるいはこれから考えている中で、
墓石の一部を手元に残したいという方は、
お声がけください。

お墓とのつながりを、別の形で持ち続ける。
縁添珠は、その選択肢の一つでもあります。

では。


※縁添珠や、お墓の石を別の形で残す考え方について、以前の記事でも触れています。
【関連記事】
縁添珠~お墓じまいで片付ける石から生まれた京念珠
リ墓ーン。新たな形が残るけど、お墓の石を通じた「繋がり」も残る。
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※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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