内墓地の解体、順調に作業中~川崎市多摩区・お墓の移転工事~
2026年9月1日(火)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
昨日から再開した、多摩区内の内墓地から
寺院墓地へのお墓の移転工事。
昨日に引き続いて、今日も移転元の解体と
石材の搬出を進めました。

今回の内墓地は山の上にあり、
墓地までの坂道を何度も上り下りしながら
石を運び出していきます。
通路はコンクリートなのですが、
重い石を運ぶこともあって、
運搬車の振動でだんだんと傷んできます。
正直、かなり気を使うところです。
作業中はそちらに神経を配るので、
今日は写真を撮る余裕がありませんでした。
上の写真も作業終了時に写した一枚です。
今回解体しているお墓は、
もともと土葬で埋葬されていた場所に、
間口6尺、奥行9尺の白河石製の外柵を作り、
その中に石塔を建てたものです。
長い年月の中で、背面側へ向かって
若干の不同沈下は見られました。
ただ、解体を進めてみると、
当時かなりきちんと施工されていたことが
よくわかります。
基礎にも大きな割れがなく、
外柵の目地も切れていません。
外柵の白河石は御影石より軟らかい石ですが、
セメントとの相性がよく、
昔の施工では合口をしっかり荒らして、
セメントを効かせて接着していました。
さらに、石と石の接合部には
カスガイも入っています。

はつってみると、
やはり想定していた個所から
カスガイが出てきました。
こうして金物でつないであるので、
石同士はかなりしっかり固定されていました。
その分、解体する側としては簡単には
外れてくれません。
こうして実際に解体してみると、
昔の石工が、どうすれば丈夫に造れるかを
考えながら施工していたことが
よく分かります。
今回も多少の不同沈下は起きていましたが、
基礎や接合部そのものが
壊れていたわけではありません。
土葬がある場所で、しかも山の墓地です。
状態を見る限り、施工そのものに
大きな問題があったわけではなく、
こうした墓地の地盤条件による
動きだったのだと思います。
さて、解体工事は、まだもう少し続きます。
移転先では石塔を待つところまで進み、
元の内墓地では少しずつ解体が進んでいます。
お墓の引っ越しも、
ようやく終盤に入ってきました。
また続きをご紹介します。
では。
【関連記事】
①内墓地から寺院境内へ。石塔を受け継ぐ移転と基礎工事
②外柵据え付け前の下ごしらえ
③外柵の下回りが据わりました
④補強金具の取り付けと敷石据え付け
⑤羽目石が据わり、外柵がほぼ完成しました
⑥芝台と台石が据わり、移転準備が完了
⑦内墓地の解体に取りかかりました
⑧内墓地の解体、順調に作業中
⑨内墓地の解体が終了、残材と機械を搬出
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