川崎市営緑ヶ丘霊園で新規建墓工事。排水パイプの設置から、配筋・コンクリート打設まで
2026年6月5日(金)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
昨日に続いて、川崎市営緑ヶ丘霊園の4㎡墓所での
新規建墓工事です。
昨日は掘削から40-0砕石の転圧まで進めました。
今日はその続きから。
まず取り掛かったのは、排水パイプの敷設です。
緑ヶ丘霊園では、
区画によって排水パイプの敷設が
義務付けられています。
今回の墓所が、
とくに水が出るということではありません。
緑ヶ丘霊園は丘陵地にあるため、
低い場所にある墓所では、
地下からの水がたまりやすいことがあります。
そうしたことへの備えとして、排水の経路を
きちんと確保しておく必要があります。
そうした立地の区画では、
通路の下には砂利の層があり、
それが暗渠の役割を果たしています。
納骨室からその暗渠へ向けて、
きちんと勾配を確認しながら
塩ビ管のパイプを敷設しました。
水が滞らず、きちんと流れていくように。

排水パイプの敷設が終わったところで、
次は鉄筋を組んでいきます。
鉄筋はD13、
つまり直径13ミリのものを使っています。
お墓の基礎工事としては、太い部類に入ります。
組み方にもいくつか考えがあります。
石材が乗る真下にあたる部分は、
鉄筋の間隔を狭めて配置しました。
石の荷重がかかる場所ですから、
それをしっかり受けられるようにするためです。
それと、四隅には斜めに鉄筋を入れています。
地震などでねじれの力が加わった際に、
それに対抗するための配筋です。
基礎工事ではいつも気にかけているところです。
鉄筋は、基礎の鉄筋コンクリートにおいて、
引張りの力に対応するもの。
入っていれば何でもいいというものでは
ありません。
どこに荷重がかかるか、
どんな力に対抗させるか。
そこを考えた上で配置してこそ、
意味のある鉄筋になると思っています。
スペーサーを使ってかぶり厚を確保し、
納骨室と外柵の間に収まるよう位置を決めて
水抜き用のボイド管を配置。
ここまでで、鉄筋組みは完了です。

今日の天候は曇り。
気温も低めで、コンクリートの打設には
ちょうどいい状態です。
打設後に表面が早く乾きすぎる心配もなく、
落ち着いて作業ができました。
今回は、4㎡の基礎で厚みは15センチ。
必要なコンクリートの量はおよそ0.65㎥です。
空練りを購入してきて、
現場でミキサーを使って練りました。
空練りというのは、砂・砂利・セメントが
あらかじめ配合された状態で
プラントから出てくるものです。
材料を現場で一から配合すると、
どうしてもセメント量にばらつきが出て、
強度に差が生じやすくなります。
空練りを使えばその心配がなく、
現場では水の量をきちんと管理しながら
練りこむだけです。
コンクリートの呼び強度は
21N/mm²を使っています。
お墓の基礎としては十分な強度だと考え、
この数字を標準にしています。
基礎の強さはコンクリートの強度だけでなく、
鉄筋の量と配置によって決まる部分も大きい。
だからこそ、
先に書いたような配筋の考え方が
大事になってきます。
打設が終わり、表面を均すと、
納骨室の枡とボイド管が
きちんと配置されているのが分かります。

これで基礎のコンクリートは完了です。
次回は型枠を外した状態を確認して、
外柵の据え付けへと進んでいきます。
では。
※前日の作業と、緑ヶ丘霊園4㎡墓所の基礎工事について触れた過去記事はこちらです。
【関連記事】
・川崎市営緑ヶ丘霊園で新規建墓工事。掘削から40-0砕石転圧まで
・緑ヶ丘霊園4㎡墓所工事①|基礎工事と現場を見る力
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