川崎市営緑ヶ丘霊園4㎡墓所、石塔まわりと入口の敷石を据え付けました
2026年6月25日(木)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
緑ヶ丘霊園の4㎡墓所での建墓工事は、
前回までに入口側の敷石を除いて、
ほぼ形になってきました。
昨日はその続き、石塔の芝台・台石や
入口側の敷石を据え付けてきました。
石は、
外柵がスーラオホワイト(ベトナム産)、
石塔がOW-1(カンボジア産)を使っています。
この組み合わせも明るいお墓になりますね。
作業は、奥の石塔側から始めました。
前回お伝えしたとおり、手前の入口側は
カニクレーンの脚を張り出す場所。
そのため、敷石は後回しにしていました。
棹石は文字の彫刻が間に合わなかったので、
まだ据えられません。
ですが梅雨時の天候をふまえ、
芝台や台石などは進められるときに作業します。
まず、芝台です。
芝台は、石塔が載る土台であると同時に、
納骨室の屋根にもなる石。大事な部材です。
その石を据え付けるのに使う接着剤について、
少しだけ書いてみます。
私のところでは、一つの接着剤で
お墓のすべての工事を行うことはしていません。
性質の違う何種類かを、
併用しながら石を据え付けています。
石同士をしっかり固定するための接着剤。
地震の揺れなどの、繰り返しの力に効く接着剤。
役割の違うものを、石にかかる力に応じて
組み合わせる。そして、必要なところには、
必要な量をきちんと使います。
どこに何の接着剤を使うかは、
お墓のつくりや状況で変えています。
また、できるだけ広い面で接着が効くように、
接着剤の置き方にも気をつけています。
団子状に配することで、
石を据えると団子が潰れて広がり、
結果として、点ではなく面で効くようになります。

接着剤を団子状に置いたところ。据えると潰れて広がり、面で効きます。
そして石の四隅には、鉛の玉をかませて、
水平を取りながら据えていきます。
一緒に、切出し水鉢も取り付けてきました。
これは硬化せず、
繰り返しの力に対応する接着剤を使い、
いざというときには外せるようにしてあります。
この後、入口側の敷石も据え付けてきました。
バサモルを敷いて、その上に敷石を置いて
叩き下げていきます。

敷石はバサモルを敷いて据えます。一度叩き下げ、トロを流してもう一度なじませる。ひと手間かけて密着させます。
石が比較的大きめなので、
電動の吸着リフターで石を持ち上げます。
敷石は、ただ水平を取るのではありません。
奥を少し高くして、入口側へ水が流れるように、
わずかに勾配をつけて据えています。
この勾配(水勾配)があることで、
雨水が敷石の上に溜まらず、
自然に手前側に流れていきます。

横から見たところ。奥の石塔まわりから手前の敷石まで、ひととおり収まってきました。
それともうひとつ。
人が足を乗せる部分は、表面をサンドブラストで
吹いて仕上げています。
写真では分かりにくいところですが、
表面の磨きを取ることで、滑りにくくするためです。
棹石は、次回の作業です。
本日、文字彫刻が済んで戻ってきました。
今の墓域の裏側は更地のため、
そちら側から作業を行うつもりです。

あとは、この棹石と納骨室の入口の縁石、
踏み石の据え付けのみ。
天候が回復したら仕上げてまいります。
では。
※今回の緑ヶ丘霊園4㎡墓所の新規建墓工事について、これまでの作業はこちらです。
【関連記事】
①掘削から40-0砕石転圧まで
②排水パイプの設置から、配筋・コンクリート打設まで
③石材の検品と補強金具の穴あけ作業
④外柵下まわりの据え付けを行いました
⑤補強金具の取り付けと納骨室の据え付け
⑥敷石と羽目石の据え付けを行いました
⑦石塔まわりと入口の敷石を据え付けました
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