茨城県の石材組合で、町の石屋として大切にしていることを話してきました
2026年10月18日(日)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日は茨城県日立市まで出かけてきました。
茨城県北石材組合からお声がけをいただき、
組合の皆さんの前で50分ほどお話をしました。
テーマは
「町の石屋として大切にしていること」です。

お客様にお話しするときと違って、
聞いてくださるのは同じ仕事をしている
石屋さんたちです。
工事の難しさも、今のお墓の事情も
よくご存じの方々に、何を話したらいいのか。
あれこれ考えて、
結局は普段の仕事で心がけていること、
お客様との向き合い方、地域の石屋として
考えていることを
そのままお話しすることにしました。
雨が降れば、石の据え付けは行いません。
接着剤などの副資材は、値段より中身を見て
選びます。
手間のかかる工程も、きちんと踏みます。
お墓の修理のご相談では、
新しくしたほうがいい場合もあれば、
今ある石を生かして直す場合もあります。
実際のお墓を見せていただき、
お客様のお考えを伺ったうえで、
採るべき方策を考え、お伝えしています。

お墓づくりの仕事は、工事が完成すれば
隠れてしまう部分がたくさんあります。
基礎をどう施工したのか。
石はどんな感じで据え付けたのか。
このブログで、
現場の作業とその理由を書くのも、
そんな部分を分かりやすくお伝えするためです。
私自身、これまでに先祖が手がけたお墓を
解体したり、修繕したりすることが
何度もありました。
例えば、
昔の基礎でも鉄筋がきちんと入っていたり、
石の合口(あいくち)にカスガイが
しっかり入っていたり。
解体するのに苦労することもありますが、
そんな仕事の跡を見ると、
昔からしっかりした仕事をしていたんだなと
思うのです。
また、各地の古い石造物を見て歩いていると、
昔の石工が石を加工し、組み上げた痕跡が
今でも残っているのを確認できます。
何十年、何百年という時間が経っても、
その当時の石工たちが仕事に向き合った様子が
伝わってきます。
きっと私が建てたお墓も、何十年か先に
誰かが直したり、解体したりする日が来ます。
そのときに、
「この石屋、ちゃんとやってたな」と
思ってもらえたらいいなと思っています。
今回の講演資料の終わりには、
そんな気持ちを込めて、こう書きました。
「後から見ても、恥ずかしくない仕事を残したい」
普段は人前で話す機会もあまりないので、
正直なところ、かなり緊張しました。
ましてや、
相手は同業の石屋さんたちですからね(笑)。
お声がけをいただいた
茨城県北石材組合の皆様、
このたびは、ありがとうございました。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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