内墓地の解体が終了、残材と機械を搬出~川崎市多摩区・お墓の移転工事~
2026年9月3日(木)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
多摩区内の内墓地から寺院墓地への
お墓の移転工事。
移転元のお墓は昨日までに解体を終え、
石材やコンクリートの残材も
すべて山の下まで運び出しました。

ごらんのとおり、
墓所の跡はきれいに整地していません。
このあと、土葬されているご遺骨の掘り上げを
業者さんにお願いする予定なので、
元のお墓があった場所が分かるように
あえてこの状態で残しています。
さて、この現場で大変だったのは、
お墓を解体することだけではありません。
山の上から残材を下ろすため、
運搬車で何度も坂道を往復しました。
この坂道は急こう配なため、
運搬車もカニクレーンも前進で登り、
下りはバックで降ります。
車体の前方を常に山側へ向け、
できるだけ山側に荷重をかけて
ウィリーしにくくするためでもありますが、
運搬車の場合は、積んだ残材を
落としにくくする意味もあります。
もし前進で坂を下れば、
段差や振動で荷物が谷側へずれ、
荷台から落ちる可能性があります。
もちろん固定はしていても、
急な坂道ではできるだけそうした危険を
減らしておきたいところですから。
通路はコンクリートとはいえ、
長年の傷みもあり、ところどころに
段差や凹凸があります。
ここで気をつけなければならないのが、
荷物を積む位置です。

荷物を荷台の谷側寄りに積んでしまうと、
段差を越える際に前方が軽くなり、
ウィリーするように浮き上がることがあります。
反対に、荷物を山側寄りに積んでおけば、
その重さで荷台の前方が押さえられます。
少し浮きかけても荷物の重さで戻されるので、
こちらの方がずっと安定します。
長めの残材などはもとより、小さめの部材も
なるべく前寄りに荷重がかかるように積み、
下ろしていきました。
何度も運搬車を走らせたことで、
もともと荒れていた通路も
さらに傷んできました。
そこで昨日、残材をすべて下ろしたあと、
3人で傷んだ通路を手直ししました。
そして、今日の朝一番に、
山の上に残してあったカニクレーンを
下まで降ろす作業を行いました。
カニクレーンは運搬車以上に重心が高く、
前が浮いてそのまま後ろへひっくり返れば
大きな事故につながります。
そのため、ブームをある程度前へ伸ばし、
山側に荷重がかかる状態にして下ろします。
ただ、重心が高いぶん、
今度は横方向への傾きにも注意が必要です。
手直しした通路の状態を確認しながら、
慎重に下ろしていきました。
無事に山の下まで降ろし、
これで元のお墓の解体と
残材、機械の搬出はひとまず終了です。
ただし、このお墓の移転工事そのものは
まだ終わっていません。
土葬されているご遺骨の掘り上げがあり、
その作業ではユンボをこの道から
もう一度山の上まで上げることになります。
あと何度か、この通路を使うことになります。
そして、内墓地から引き上げた石塔を
移転先の寺院墓地に据える作業も残っています。
最後まで無事に終えられるよう、
引き続き慎重に進めていきます。
では。
【関連記事】
①内墓地から寺院境内へ。石塔を受け継ぐ移転と基礎工事
②外柵据え付け前の下ごしらえ
③外柵の下回りが据わりました
④補強金具の取り付けと敷石据え付け
⑤羽目石が据わり、外柵がほぼ完成しました
⑥芝台と台石が据わり、移転準備が完了
⑦内墓地の解体に取りかかりました
⑧内墓地の解体、順調に作業中
⑨内墓地の解体が終了、残材と機械を搬出
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