雑司ヶ谷霊園での新規建墓工事。根切りから基礎コンクリート打設まで

2026年10月30日(金)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

昨日から、東京都豊島区の雑司ヶ谷霊園で
新規建墓工事を進めています。

雑司ヶ谷霊園は夏目漱石や小泉八雲など、
歴史上の人物のお墓が数多くあることでも
知られています。

私も以前、墓マイラーの巡礼会で
訪れたことがあります。

そうした場所での建墓作業ということで、
何か少し楽しみな気がしていました。

予想していたとおりの残土の量

今回の墓所は、左右を既存のお墓に
挟まれた小区画墓地です。

まずは基礎を造るための根切りから始めました。

事前の現場確認で、地面が奥に向かって
高くなっていることは分かっていました。

そのため、掘り出す土の量も多くなると
見込んでいました。実際に作業を始めると、
やはり敷地のわりには多めの残土が出ました。

左隣のお墓の外柵には、これまで土が
かぶっていた部分の跡が残っています。

石の色が変わっているので、
以前の地面の高さもよく分かりますね。

小さな区画であっても、地面の高低差によって
処分する残土の量はずいぶん変わるものです。

今回のお墓は、その一例と言えます。

隣のお墓との隙間を考えて型枠を設置

根切りを終えた後は、
40-0の砕石を敷き込みます。

一度に敷き込まず、何度かに分けて敷き込み、
その都度転圧して締め固めていきます。

こうして、最終的に
約10センチの厚さになるように仕上げました。

続いて、基礎コンクリートを打つための
型枠を組みます。

今回、特に気を配ったのが、
左右のお墓との隙間です。

左隣は今年建てられたばかりのお墓。
一方、右隣はかなり年月が経っているお墓です。

雑司ヶ谷霊園では、外柵同士の間隔を
お互いに1.5センチ逃げ、
隣のお墓と3センチ空ける決まりがあります。

そこで、左側の隙間を確保することを優先して
型枠の位置を決め、組んだ状態で職員の方にも
確認をしていただきました。

その結果、右側には少し広めの隙間が
できてはいますが、こちらも問題ありません。

わずか数センチの違いですが、
こうした細かな判断も大切ですね。

鉄筋を組んで基礎の準備

型枠の設置後は、鉄筋の配筋です。

今回もD13の異形鉄筋を使用し、
縦横に組んだ鉄筋に加えて、斜め方向にも
補強筋を入れました。

鉄筋の間隔やコンクリートのかぶり厚も
確認しながら作業を進めました。
また、中央付近には水抜きのための改良マスを
設置しています。

今回の基礎コンクリートの厚みは15センチ。
石塔や外柵、基礎そのものの重量も考え、
今回の墓所にはこの厚みで十分と判断しました。

昨日の作業は、ここまでで終了です。

今日はコンクリート打設

そして今日。

午前中は別のお墓で納骨の仕事があったため、
雑司ヶ谷霊園での作業は午後からとなりました。

普段なら、砂・砂利・セメントが
あらかじめ混ぜられた「空練り」を使います。

しかし、都心部では空練りを扱っている
材料店がなかなか見つかりませんでした。

そこで今回は、セメント、砂、砂利を
それぞれ用意し、現場で配合して水を加え、
コンクリートを練りました。

練り上げたコンクリートを型枠に打ち込み、
最後に天端を押さえて仕上げました。

これで基礎工事はひとまず完了です。

今後は養生期間を取り、
外柵や石塔の据付工事へと進みます。

では。


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※都営雑司ヶ谷霊園で進めている新規建墓工事の様子を、順を追って紹介しています。
・根切りから基礎コンクリート打設まで
・石材の検品と据付前の下ごしらえ

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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