外柵の下回りが据わりました~川崎市多摩区・お墓の移転工事~

2026年7月11日(土)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

ご自宅そばの内墓地から、寺院境内の墓地へ
お墓を移す工事の続きを書いてみます。

ひと月ほど前に移転先の基礎工事を終え、
養生期間を取り、
いよいよ外柵の据え付けに入りました。

今回の墓所は、広さとしては
少し大きめの区画です。

広いぶん、材料を置いたりするスペースも
ゆとりがあります。そのため、作業も確かに
しやすい部分はあります。

けれど、墓所が広ければ、その分だけ、
外柵に使う石も大きくなります。

当たり前ですが、大きい石は重い。

寺院の境内墓地は、市営霊園などと比べると
通路もさほど広くはないことが多いです。

トラックから墓所への搬入も、
なかなか骨の折れる作業になります。

また、左右にも後ろにもお墓が建っていれば、
予定の位置に石を入れることも、
そう簡単ではありません。

大きな石を吊って、そのまま据えたい位置まで
寄せられれば話は早い。

でも、吊り具や石が隣のお墓に
当たりそうになる。そこで無理はできません。

いったん手前に石を下ろし、そこからバールで
予定の位置までもっていき、人力で内側へ倒す。

据え付け位置まで寄せた根石を、いったん内側へ倒しているところです。この後モルタルを敷きます。

よく練った樹脂モルタルを基礎の上に敷く。

そして倒していた石を起こし、
通りと高さを見ながら据えていく。

根石一本を据えるだけでも、
これだけの手順を踏んでいきます。

基礎の上によく練った樹脂モルタルを置き、階段石を据え付けていきます。

初日は、外柵の外周部分の石を据えたところで
精一杯でした。
段取りをしていても時間がかかります。

もちろん、
据えた石は、その日に補強金物で締めません。

据えたばかりの石は、まだモルタルが
落ち着いていないからです。

その状態でアンカーを締め付ければ、
せっかく据えた石を、
みずから動かしてしまうことにもなります。

一日置いて、モルタルが落ち着いてから
アンカーを効かせる。
つまり、据えた石はその日は動かさない。

これが据え付け作業では、大事な点です。


二日目は、そのアンカー取付作業から始めました。

前日に据えた外側の根石にアンカーを打ち、
ステンレス金物で固定していきます。

前日に据えた根石に、アンカーとステンレス金物を効かせていきます。

石と石をつなぎ、基礎ともつなぐ。

このように金物を入れるのは、
お墓を丈夫にするためのひとつの手立てです。

ただ、金物だけでお墓が丈夫になるほど、
そんな呑気なこともいえません。

まず、どこまでいっても
基本は据え付けそのものです。

バサモルタルなどではなく、
よく練った樹脂モルタルで据える。
通りと高さを合わせる。

据えた石はすぐに動かさず、
一日は落ち着かせる。

合口には接着剤をたっぷりと塗布する。

そうした一つひとつの積み重ねの中に、
金物の取り付けもあります。

なので、補強金物は大事です。

ただし、それはあくまでも、
丈夫なお墓をつくるための一つの手立てです。

私はそう考えます。

このあと、内側のカロートまわりの石の
据え付けまで進めました。

これで、根石部分、
いわゆる下回りは一通り据わった状態です。

外周とカロートまわりの根石が据わり、外柵の下回りが形になりました。

基礎だけだった墓所に、
外柵の下回りが立ち上がりました。

大きめの部材も無事に吊り込めて、一安心です。

ここまで来ると、
移転先の墓所の形がはっきり見えてきますね。

このあと、さらに上の部材を組み、
外柵を仕上げていきます。

外柵が組み上がってから、
元のお墓の解体工事と石塔の移設に入ります。

石塔とお骨を移す前に、
まず受け入れる場所をつくる。

お墓の移転工事は、そこから始まっています。

では。


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※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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