外柵据え付け前の下ごしらえ~川崎市多摩区・お墓の移転工事~

2026年7月7日(火)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

今日は、先月ブログに書いた、
ご自宅そばの内墓地から寺院境内の墓地へ、
お墓を移転する工事についてです。

移転先では、まず新しい外柵を据えるための
基礎工事を行い、
その後はしばらく養生期間を取っていました。

昨日石が入荷したので、
いよいよ据え付けに向けた準備に入りました。

会社で石を広げ、石の下端を清掃します。
石の下端には切削刃を入れ、
さらに叩いてくぼませています。

据え付けのときに使うモルタルが、
このくぼみにしっかり噛む。
平らな面に置くより、
石とモルタルの一体感が段違いなのです。

このとき、取り切れていない
石の破片が残っていると厄介です。

ひびが入った状態で石本体から
浮きかけている部分ですから、
そこにモルタルが食いついても、
石本体に効いたことにはなりません。

そのため、取り切れていない石の破片や、
石粉をきれいにするのは、地味ながらも
大事な作業なのです。

そして、ステンレス製のL型金物を
取り付けるためのアンカー用穴あけです。

今回のお墓では、
カロートまで含めて数えてみると、
開ける穴は76か所ほど。

一つの金物を取り付けるのに穴は二つですから、
金物の数にすれば38個ほどになりますね。

当店では、
この穴を10ミリのキリで開けています。

以前は8ミリを使っていた時期もありました。
ただ、8ミリと10ミリでは、
穴に打ち込むアンカーの効きが全然違います。

アンカーがしっかり効けば、金物も、
そして金物で留めた石も、長く動きません。

もう、無条件に強い方がいいに決まっています。
だから、10ミリ穴に変えてから
ずいぶんと経ちました。

ただ、10ミリで開けるとなると、
確実に、穴あけにかかる手間は増します。

8ミリと10ミリ。
数字上は、わずか2ミリの違いです。

ところが、硬い御影石が相手だと
実際の作業感はまるで違う。

細かい話ですが、穴の断面積で比べると、
8ミリは約50.3平方ミリ、
10ミリは約78.5平方ミリ。

10ミリは8ミリのおよそ1.56倍になるんですね。

これでは、穴あけにも時間がかかるわけです。

細い穴ほど開けやすく、
太くなるほど時間もかかる。

今回は、その10ミリの穴を約76か所です。

何しろ硬い御影石です。
穴を開け続けていけば、ドリルのキリの刃先も
少しずつ摩耗してきます。

下手をすると、開けたはいいけれど、
アンカーが入らない!
なんていうことになってしまう。

そのため、ある程度使ったところで
刃先を確認することも大切です。

うちでは基本的に、
こうした下ごしらえと検品作業を行って、
据え付けに備えています。

現場へ行ってからの作業の進みが、
よりスムーズになります。

さて、
午後からはカニクレーンと運搬車を現場へ搬入。
その後に石材を積み込んで、
明日の作業に備えます。

どうか順調に運んでほしいものです。

では。


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※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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