子を見送った親と、お墓の話――そこに印(しるし)があるということ
2026年7月12日(日)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日は、少し心に残る記事を目にしました。
タレントのキャシー中島さんが、
長女・七奈美さんの18回目の命日に、
ご主人の勝野洋さんと二人で墓参りをされた
という記事です。
七奈美さんは2009年、
29歳の若さで亡くなられたそうです。
結婚式を挙げて、わずか半年後のこと。
ご両親の悲しみは、察するに余りあります。
記事には、命日の早朝、
ご夫婦でお墓に行かれたとありました。
キャシーさんは、娘さんの名前を口にしただけで
涙が出てしょうがなかったのが、
この頃少しずつ話せるようになった、
とも書かれていました。
この記事、簡単には読み流せませんでした。
正直に書いておきます。
こうした記事をお墓の話に結びつけることに、
私は少し、ためらいがあります。
他人様の深い悲しみを、
石屋のポジショントークにしてしまうようで
気になるからです。
それでも書いておこうと思ったのは、
今、お墓のことが語られるとき、
継承や管理の負担ばかりが
先に立つように感じるからです。
そうした負担が現実の問題であることは、
私も墓じまいのご相談を受ける中で
承知しています。
けれど、大切な人を見送ったあと、
残された人にとってお墓が何であるのか。
そのことは、あまり語られていません。
親より先に、子供が亡くなる。
順番の違うこの別れをした親は、
その後の長い年月を
生きていかなければなりません。

※写真は本文で紹介した墓所とは関係ありません。
18回目の命日の朝に、ご夫婦でお墓に向かった。
その事実は、
お墓という場所が残された人にとって
何であるのかを如実に語っていると思います。
そこにその人の印があるということ。
それが、残された人のその後の人生に、
どれほどの救いになるのでしょうか。
この記事を読んで、
私はそんなことを感じました。
では。
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