川崎市麻生区の敷石工事――お彼岸が明けて、下地づくりから再開です

2026年3月26日(木)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

月初めに、お彼岸前に植木の撤去から始めた
敷石工事の続きです。

お彼岸が明け、
24日から本格的な作業に入りました。

こちらの墓所はかなり広く、
もともと土の地面に飛び石が並び、
五色化粧砂利を敷きこんであった状態でした。

今回は、この飛び石を撤去して、
墓所内に敷石を張っていく工事です。

敷石工事というと、単に石を敷き詰めていく
内容に見えるかもしれません。

ですが、実際にはその前の段階、つまり
下地づくりがとても大事な工程になります。

まず飛び石を外し、土をすき取ります。

初日の作業は、ここまでで終わりました。

これだけ広い墓所ですから、
土を運び出すだけでもかなりの量です。

しかも階段を使って搬出しなければなりません。
そう簡単には進みませんでした。

写真を見ていただくと分かるように、
外柵の内側は通路よりも高くなっています。

だいたい45㎝ほど上がっているでしょうか。

これはつまり、外柵の中は
もともとの固い地盤ではなく、
盛り土に近い状態だということです。

こういう場所に、
いきなり石を張ることはできません。

次の作業では、ここに砕石を入れて、
ランマーでしっかりと締め固めていきます。

そのうえで、基礎になる
下地のコンクリートを打ちます。

転圧が甘いままコンクリートを流してしまうと、
あとから沈みや段差が出る原因になります。

しかも、これだけ広い墓所になると、
基礎工事のボリューム自体がかなりのものです。

面積だけで言えば、
小ぶりのお墓の二、三件分くらいにはなります。

通常、お墓の基礎であれば
15㎝ほどの厚さでコンクリートを打ち、
鉄筋を入れます。

ただ、今回は敷石の基礎ですから、
外柵の基礎とは求められるものが違います。

同じ厚みにすれば安心かというと、
そう単純な話でもありません。

厚くしすぎれば、コンクリート自体の重さが
盛り土の地盤に負担をかけます。

そこで今回は、厚みは10㎝ほどに抑えて、
太めのワイヤーメッシュを入れることで
強度を確保する方法を取ります。

厚みで持たせるのではなく、
メッシュで持たせる。
そういう判断です。

それともう一つ、
今回のように広い墓所で考えておかなければ
いけないのが、雨水の逃げ場です。

敷石を張ると、
雑草対策としてはかなり有効です。

お墓の草むしりに苦労されている方は多いです。
敷石を検討される理由としては、
これが一番多いかもしれません。

ただし、全面を石で塞いでしまうと、
雨が降ったときに水の行き場がなくなります。

もともと土だったわけですから、
水はそのまま地面に染み込んでいました。

石を張ることで、それができなくなる。

ですから、どこかに水の逃げ場を
残しておく必要があります。

今回は、お墓の左右と奥に
古い小さな石塔が並んでいます。
その手前側だけは敷石を張らずに残し、
水がそちらへ逃げるようにしています。

こういうことも、
図面だけではなかなか決められません。

現場の勾配や、
墓所の中にあるものの配置を見て、
判断していくことになります。

実際に石を張る段階でも同じです。

広い面積に石を張っていくときは、
まず中心の線をしっかり取って、
そこから外側へ向かって納めていきます。

端の部分はどうしても現場合わせで
石を切って調整することになりますから、
それが目立たない外側に逃がしていくわけです。

工事はまだ初日が終わったばかりですが、
この上に石が張られてしまえば、
この下地は見えなくなります。

でも、見えなくなるところこそ、
手を抜けない大事な部分であったりするのです。

進捗はまたお伝えしていきます。

では。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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