川崎市麻生区の敷石工事――敷石を据え始めました

2026年4月15日(水)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

今日は、以前から進めている
麻生区の寺院墓地での敷石工事でした。

今回の工事は、もともと墓地の中にあった
飛び石をやめて、敷石に変えていく仕事です。

雑草が生えやすく、手がかかって大変なので、
もう少し管理しやすくならないか、
というご相談から始まりました。

ここまで、砕石を入れて転圧し、
下地コンクリートも打ってきました。

いよいよ敷石を据えていくわけですが、
こういう仕事は、基本的に現場合わせ
になることが多いです。

図面の上で寸法を起こしていても、
実際に据え始めれば、
どうしてもわずかな誤差は出てきます。

ですから最後は、
現場で切って収めていく部分も出てきます。

しかも、今あるお墓に敷石を加える工事は、
外から見るほど簡単ではありません。

新しく一からつくる墓所なら、
最初から階段と納骨室の高さを揃えるなど、
石の仕上がり高さも勾配も割り付けも、
敷石まで見込んで考えることができます。

けれど、古くからあるお墓は、
もともとそういう仕様で
つくられていないこともよくあります。

昔のお墓は、墓地の中に土の部分があるのが
普通でした。
その場合、雨が降れば
その水は土にしみ込んでいきます。

だから、今のように全面を石で覆う前提で
つくられていないことが多いです。

ところが、あとから敷石を施工するとなると、
その前提が変わります。

見た目だけを優先して、
ただ全面をきれいに石でふさいでしまえば、
場所によっては水の逃げ場がなくなります。

もし、入口の階段よりも
奥がわずかに下がっていれば、水がそちらへ
寄ってしまうことも考えられます。

やはり、水の逃げ道ということを
しっかりと考えた納まりにしていくべきだと
私は思います。

今回も、そのあたりはかなり気を使いました。

こちらのお墓は、
もともと基準になる直角部分がありません。
加えて、両脇には古い石塔が並んでいますし、
入口の階段と奥の石塔の芯も、
実は微妙にずれています。

ですから、ただ石を縦に通して並べれば
きれいに収まるというものでもありません。

見た目だけなら、
「ここも全部ふさいでほしい」
「石も縦にまっすぐ入れてほしい」
と思うのは自然だと思います。

でも、そこで無理を通すと、
今度は入口との取り合いが不自然になったり、
水の逃げ場がなくなったりして、
別の無理が出てきます。

そこで今回は、
お墓の両脇の部分には少し逃げをつくり、
敷石の上に落ちた水が土のほうへ
抜けていけるような形で考えました。

ぱっと見は、全面敷石にしたほうが
すっきりして見えるかもしれません。

けれど、
もともと敷石仕様でつくられていないお墓に
無理を通せば、あとで不具合の原因にも
なりかねません。

今あるお墓に手を入れる仕事は、
新しくつくるのとは別の難しさがあります。

まだ仕上がりまではもう少しですが、
形はだいぶ見えてきました。

飛び石だった足元が、落ち着いた敷石の墓地へ
変わっていきます。今日はその途中の様子です。

では。


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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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