永代供養墓のプロジェクトがいよいよスタート。日蓮宗のお寺で初めて見た地鎮祭
2026年9月18日(金)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日は、出入りしているお寺で
地鎮祭がありました。
昨年から少しずつ進めてきた永代供養墓の計画。
いよいよ、現場が動き始めます。
本ブログでも、昨年9月に計画について書き、
今年7月には、中心となる宝塔を
犬島石の叩き仕上げでつくることも
ご紹介しました。
今回の永代供養墓は、分野ごとに担当が分かれ、
それぞれが受け持つ仕事を進めていきます。
全体のデザインや設計を担当する方がいて、
その方が描いた案をもとに、それぞれの担当が
自分の仕事へ落とし込んでいきます。
事前にはこちらで地盤調査も行いました。
そのデータは、
基礎工事を担当する土建屋さんへ渡し、
地盤の状況に合わせて工事を進めてもらいます。
私たち吉澤石材店が担当するのは、
中心となる宝塔と、お骨を納める部分の
石工事です。
デザイン画を見ながら、石をどのように組むか、
どう運び込んで、どう納めていくか。
そこは石屋として考えながら形にしていきます。
生垣を組んだり、石垣を施工したりする部分は、
造園を担当する方が受け持ちます。
それぞれの専門を持つ人たちが、
自分の持ち場に責任を持ち、
一つの永代供養墓を形にしていく。
今回は、そうしたプロジェクトです。
地鎮祭の前日には、
こちらで祭事に使う砂などを用意しました。
コンパネを敷くなど、会場の準備については、
基礎工事を担当する土建屋さんが整えてくれました。

そして迎えた今日の地鎮祭。
私はこれまで神式の地鎮祭には
何度か立ち会ってきましたが、
仏式の地鎮祭を見るのは今回が初めてでした。
日蓮宗の地鎮祭では、
荒行を修めたお坊さんが祈祷を行います。

木剣という法具と数珠を打ち合わせ、
カチン、カチンと音を鳴らしながら、
お経を唱えていきます。
その小気味よい音が読経と重なって、
なかなかの迫力でした。
その一方で、砂を円錐形の山にしたり、
鎌入れ、鍬入れ、鋤入れを行ったり、
「えい、えい、えい」と声を掛けながら
儀式を進めていくところには、
神式の地鎮祭と似たものも感じました。
尾頭付きの鯛、清酒、塩、米などが
お供えされているところにも、
どこか共通するものがあります。
中でも印象に残ったのが、
「三つのおにぎり」でした。
土地にまつわる霊に供え、
そこへ寄っていただき、
本来いるべき場所へ帰っていただくための
ものだそうです。
式が終わった後には、
施主であるお寺の手によって
川へ流すと伺いました。
土地にまつわる霊に供養を捧げる。
そして、土地の神様、水の神様へ、
日頃守っていただいていることへの
感謝を伝える。
これからその土地に手を入れ、穴を掘り、
工事を進めていくことへのお詫びを申し上げ、
これからの守護を願う。
供養があり、感謝があり、
その上で初めて祈願をする。
工事が無事に進み、完成するように。
そして、その後も豊かであるように。
最後には南無妙法蓮華経のお題目を唱え、
私も一緒に合掌しました。
そうそう。前日に用意した砂には、
地鎮祭が終わった後にも役目があります。
式で使った白木の道具などは、
その砂の上で燃やし、灰になったものも
砂と一緒に土のう袋へ収めます。
そのまま基礎工事が始まるまで保管しておき、
地面を一番深いところまで掘った時に、
その砂と灰をそこへ納めるそうです。
地鎮祭で供養し、感謝し、祈ったものが、
これから造る永代供養墓の一番下に
納められていきます。なんか納得です。
式の様子も写真に残そうかと思いましたが、
今回はやめにしました。
ブログやSNSに載せるために、
やたらと写真を撮るのも、何か違う気がします。
その分、自分の目でしっかり見ておいて
正解だったかなと思っています。
供養と感謝から始まるこの仕事。
まずは土工事、基礎工事が進みます。
私たちが宝塔や納骨部分の石工事に入るのは、
もう少し先です。
それぞれの持ち場で、
それぞれが責任を持って仕事をする。
石屋として任された部分を、
しっかり形にしていきたいと思います。
では。
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