師走に入ると、いろいろな案件が重なり大分慌ただしくなってきます。

今日は川崎市多摩区の現場を職人に任せ、午前中に千葉県の君津まで行って来ました。墓所撤去工事に先立ち、まずはお骨を取り出す作業です。

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既に先祖伝来の地を離れていらっしゃるものの、お墓を撤去してお骨を移すということはお施主様にとってかなり大変な決断だったと思います。

いろいろな葛藤や選択肢もあったことと推察していますが、結論を出された以上は石材店としてもしっかりと作業を行っていきたいと思います。

昨今お墓の引っ越し(改葬)というケースが増えていますが、お骨は勝手に移すことはできません。墓埋法という法律で規定されています。きちんとした手続きが必要となってきますので、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

 

事務手続きの大まかな流れを下に書いてみます。

①行き先となるお墓を探す(寺院・霊園など)

②新しいお墓を決めたら、そこの墓地の管理者から墓地使用許可証あるいは受入証明書を発行してもらう

③今のお墓のある市町村から改葬許可申請書を取り寄せて記入・捺印する(改葬対象者の人数分。川崎市の書式はこんな感じです。)
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④今のお墓の管理者に改葬許可申請書に署名・捺印をしてもらう

⑤②と④の書類を今のお墓がある市町村に提出し、改葬許可書を発行してもらう

⑥(仏式ならば)住職にお勤めをしていただき、 お骨をお墓から取り出す

⑦今のお墓の墓石や外柵の撤去処分あるいは移転

⑧移転先のお墓が出来ていれば納骨

だいたいこんな手順かと思います。ただし移転先になるお墓を探すよりも前に、今のお墓の管理者(例:お寺の住職さんなど)には墓地の移転を考えていることを伝えておくことをお勧めしたいです。

長くお世話になったことを差し置いていきなり出ていくと伝えるのは、ものの道理としてはいかがなものかと思いますので。また、心証を悪くされればいろいろと支障をきたすことも出てくるかもしれません。

文章にするとどこか大変そうな気もしますが、今のお墓の管理者との関係が良好であれば、それほど大変な作業ではないものと思います。

また、この手続きが進み始めてからは、新しいお墓を建てる打ち合わせも並行して行っていく必要が出てくるでしょう。

それと仏式ならばお骨を取り出すにも納めるにも、必ずご住職にお勤めをしていただく必要が出てきます。石材店の立ち合いも必要なことが多いので、このあたりの連絡調整も忘れないようにしなくてはなりません。

このようにお墓の移転はいろいろな手続きが要ります。お寺さんや石材店ともよく打ち合わせながら進めていくのが良いと思います。

また、よろしくお願いします。