川崎市 多摩区の寺院墓地で外柵工事中。丈夫なお墓を目指して。
こんばんは。川崎市多摩区の町石屋、吉澤石材店の吉澤です。
昨日に引き続き、近場のお寺さんの墓地にて外柵の据付工事をしてきました。
前日までとは違ってとても過ごしやすい気温なので、工事もさぞかしはかどるかと思いましたが、昼時からは霧雨。接着剤を使う工程に入る直前で作業を止め、石材の運搬のみを行い引き揚げてきました。
誤解のないように書いておきますが、現場仕事は工程によっては雨でも問題ない作業があります。雨で作業をするのが絶対に悪という杓子定規な考え方には賛同できません。
そうかと言って、降っているよりも降っていないほうが作業性がいいことは間違いありません。それに確かに水気を嫌う作業段階もあるのです。従ってその段階に差しかかる時には無理をしないのが一番ですね。
そうした意味ではお墓工事に一定の余裕は必要だと私は思っています。
さて、写真は午前中に施工した補強金具設置の様子です。石同士はステンレス製の金具で連結して補強します。正直なところ、こうした手段でどれだけお墓が地震などに耐えられるのかはわかりません。
大地震のパワーは底知れないものがあります。金具類もそうした力の前にはさすがに無力かもしれません。でも、こうした手段がまるで無意味だとは私は思いません。
補強金具を取り付けたお墓と無対策のお墓。果たしてどちらが丈夫かと言えば、やはり手をかけたお墓の方が丈夫だと思うからです。
金具で繋がっていたおかげで全壊するのをギリギリで免れることがあるかもしれません。生死にかかわるような重大事故になるところを、そうならずに済むことだってあるかもしれません。そう考えるとやはり手をかけられるところにはしっかりと手をかけるべきなのだろうと考えています。
もちろん使用するアンカーや金具の品質にこだわるのは言うまでもありませんが。
さて、明日はまた30度越えの天気になりそうです。接着剤の品質管理に注意しながら次の行程に進んでいきます。
また、よろしくお願いします。
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昨日夕刻に見舞われた雷雨の影響で