お寺との付き合いは、檀家かそうでないかだけではない

2026年5月3日(日)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

「仏教式の葬儀はもう不要」
というような言葉を、目にすることがあります。

たしかに、昔ながらの形にこだわらない方は
増えていると思います。

菩提寺がない家もあります。

けれど、私たちが仕事の中で接する範囲では、
仏教の作法で故人を送り、
戒名や法名を授かる家が今も圧倒的に多いです。

もちろん、これは統計の話ではありません。
石屋として、多くのお墓や納骨に関わる中で
感じている肌感覚です。

私は、それを矛盾だとは感じません。

仏教に深く帰依しているわけではない。
けれど、まったく無関係でもない。

それが、日本の多くの家の
実態に近いのではないかと思います。

戒名や法名を授かるということは、
少なくとも仏教の作法の中で故人を送る、
ということでもあります。

ただ、仏教との関わりができたからといって、
なにか重く考えすぎる必要はありません。

けれど、せっかくできたご縁を、
何もなかったことにしなくてもいい。

少し距離を置きながらも、
つながっておく形があってもいいと思うのです。

つまり、
かかりつけのお医者さんのような
お寺との付き合い方です。

もちろん、すでに菩提寺がある方に、
別のお寺を探しましょうという話では
ありません。

決まったお寺さんがない方や、
お寺との付き合いが薄くなっている方にとって、
そういう距離感もあるのではないか、
という話です。

毎日通うわけではない。
けれど、何かあれば顔が浮かぶ。
こちらのことを、ある程度知っていてくれる。

そういうお寺さんと、
緩くでもつながっておくことは、
私は良いことだと思っています。

仏事のことは、ネットで調べても、
地域差や宗派による違いがあり、
分からないことが少なくありません。

でも、つながっているお寺さんがあれば、
分からない時に尋ねることができます。

お布施のことも、
聞いてはいけない話ではありません。
むしろ、分からないまま不安を抱えるより、
きちんと尋ねた方がいいこともあります。

何かあった時に、
葬儀や法事のことを相談できるお坊さんがいる。

それは、その家にとって
大きな安心につながると思います。

葬儀のたびに毎回違うお坊さんに来てもらう。
それも、今の時代には一つの形かもしれません。

でも、
せっかく戒名や法名をいただくのであれば、
その場かぎりで終わってしまうよりも、
どちらのお寺さんとのご縁だったのか。

そこが少しでも残っていた方が、
ありがたみも残りやすいのではないでしょうか。

檀家になるかどうかは、
付き合いの中でそのうち決まってくればいい。

いいなと思えば、
檀家になることもあるでしょう。
また、そのまま緩くつながっていてもいい。

大事なのは、最初から
「仏教はいらない」
「お寺との付き合いはいらない」
と切ってしまわないことだと思います。

これは、石屋の立場から
言えるような話ではないかもしれません。

それでも、お墓を建てる仕事をしていると、
その家とお寺との関係が見えることがあります。

長く続いてきたつながりには、
それぞれの経緯があります。

そして、最近できたご縁にも、
その家なりの意味があります。

それを一つの記事の結論や、
世の中の空気だけで急いで切ってしまうのは、
少しもったいない。

お寺との付き合いは、
檀家かそうでないかだけではありません。

強く縛られる必要もない。
けれど、まったく切ってしまわなくてもいい。

その家その家に合った距離感で、
仏教やお寺とのご縁を考えてみても
いいのではないか。

私はそう思っています。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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