解体開始から終了まで。お墓の解体作業はこんな感じで進めていきます。東京狛江市のお墓解体工事


川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。

昨日から東京狛江市でお墓の解体工事を始めました。今日は外柵の解体から。

解体といってもあまり荒っぽくはできないんですよ。だって勢い余って、周囲のお墓まで壊してしまっては大変ですから。

妙な無理はせず、適度に加減しながらの作業。写真のようにベニヤ板やコンパネを間に入れて作業したりすることもあります。気遣いも必要なんです。

ところで、お墓に使われているの材料の量って一般の方が考えるよりずっと多いんじゃないかなと思います。

材料とはもちろん最初に石。そしてコンクリート。柵内に入れてある盛り土だって材料ですね。

石塔を取外せば隠れていた納骨室(カロート)が顔を出します。

壊れにくいよう、部材同士はカスガイなどを入れて組んであるので一筋縄ではいきません。

このお墓を作ったころは、見えなくなる周囲の土台部分はコンクリートで仕上げるのが普通でした。もちろん東京近郊の場合ですが。

一つずつ部材を取り外した後には、基礎コンクリートがお出まし。

次々に強敵登場という感じです(笑)

基礎を取り除く場合も、当然周りのお墓の基礎を傷めないように配慮しながらの作業です。

このお墓の場合、周りをピッチリと囲まれています。こんな時には要所を砕き、『逃げ場』を作らないとなりませんね。

このあと、後ろ側の基礎コンクリートを動かしたところで日没コールド。作業終了になりました。

ちなみに基礎を壊す前の状態で、3トンロングボディのトラックの荷台はこんな感じ。そしてまだ積み込んでいない廃材が、右側写真のように。

この他に、昨日持ち帰ってきた石塔・残土、そして明日壊す予定の基礎コンクリートが排出されます。

2トンダンプだと、隙間なく積み込んで約2台~3台弱の廃材・残土が発生することになると思います。

いかがでしょう。

お墓って、かなりの量の材料が集まって出来上がっているといった意味がちょっと理解してもらえまるでしょうか。

今日はトラックの荷台を眺めていて、ふと思いついたのでこんなことを書いてみました。

また、よろしくお願いします。(以上、12月17日)


さて、東京狛江市のお墓での解体工事の続きですが、19日の月曜に基礎コンクリートの撤去はすべて終了しました。

納骨室の基礎コンクリート厚も6寸(約18cm)と、このあたりとしては結構な厚さ。また外柵の基礎コンクリは、周囲のお墓の基礎とピッタリくっついていたため、何だかんだと苦労したようです。

一足飛びにはいかないので、こんな時こそバカになってひたすら地道に作業ですね。隣接墓所に過度な負担や迷惑はかけられませんから。

それと基礎コンクリが厚い場合、取り除いた時の埋め戻しも量が要ります。解体で発生した残土だけでは到底足りません。

会社にとっておいた黒ボク土。これを運んで整地しました。

土を入れただけでは、時間が経過すると土が落ち着いて下がってしまいます。なので十分にランマーで転圧します。

お墓の解体って、単に壊して運び出すだけでは終了ではないんですよ

それともう一つ。

左右側面・背面のお墓は、ところどころ目地に隙間ができています。

これはお墓にガタがきて動いてしまったからではありません。施工年が今回壊したお墓よりも新しいためです。

つまり、道具が入らずに目地をすることができなかった部分なんです。隣接墓地であるこのお墓が無くなったため、それが表に出てきたということですね。

このままにしておくのでは、体裁がよくないので目地をしておきます。右側のお墓は弊社の施工ではないですが、お互い様なので一緒に。

これで晴れて解体工事終了です。

お墓の解体は、ある意味で力作業でもあります。でも決して乱暴に行うのでなく、一つ一つ作業を丁寧に進めていく気持ちを忘れないようにしたいです。

年内はあと一件、お墓の解体があります。そちらも頑張ります。

また、よろしくお願いします。


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