好天のもと石塔の建立です。川崎市多摩区の寺院墓地。


こんばんは。川崎北部を中心に周辺でお墓工事をしている吉澤石材店です。

今日は久しぶりの好天!何の心配もいりません。

ということで、朝一番から多摩区のお寺さんで石塔の建立をしてきました。

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小ぶりな石塔とはいえ、石は重いです。30㎝真四角のサイコロで考えた場合、黒系御影石では約80㎏程度の重量があると思います。

なので…カニクレーンの登場!

コイツはお墓工事には欠かせない戦力。横幅が入るところではお出まし願っています。

外柵上に石塔の部材(中台と言います)を一つ据付けたところ。上部に見える四つの白い四角は免震材です。

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正直、免震材をセットすることで地震はすべて問題ない、という話ではないと思います。桁違いの地震に襲われれば決して無傷ということはないでしょう。液状化でも起きれば丸ごと傾くでしょうし。

でも丈夫なお墓作りを考えると、こうしたグッズは決して無駄ではないはず。そんな考えに則って色々と工夫しながらやっています。

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彫刻文字は『南無阿彌陀佛』。

浄土真宗の場合、これか『倶會一處』と刻むのが基本です。真宗のお寺の住職さんに聞けば、きっとそうおっしゃると思います。

ちなみに倶會一處は「くえいっしょ」と読み、意味はざっくり言って一つ所で会いましょう、ということ。一つ所とはどこかと言えばもちろん阿弥陀様のもと。浄土ということですね。

もっとも実際には「〇〇家之墓」と刻んであるお墓もあったりして、お施主様の気持ちを考えると一概にそれがダメだと言い切れない部分もあります。本家もそうだから同じにしたいといわれると尚更です。

なので私はお施主さんにはこう言っています。

真宗の場合、やはり望ましいのは南無阿彌陀佛か倶會一處。ただしそれ以外の文字を希望する場合には住職さんに聞いてみましょうか、と。

石材店の立場的としては、その宗派の教義を大切にしたいです。お施主様はそのお寺さんの門徒さんなわけですから。でもそれと同じようにお施主様の思いも大切にしてあげたい。

ちょっとジレンマを感じるような微妙な話ですが、そんなふうに思っています。

ちょっと話が横道にそれてしまいました。今日はこのへんで。

また、よろしくお願いします。


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