川崎市 地元 登戸寺院墓地に建立の石塔、文字彫刻も終わり準備万端!


こんにちは。川崎市の町石屋、吉澤石材店です。

さて、梅雨時です。雨が降らないかと思えば降り、降るだろうと思っていれば晴れてみたり。すっかり翻弄されています。

そんな天候の中ですが、雨の上がった時間を使って文字彫刻の終わった石塔の積み込みを行いました。以前インド加工で弊社に入荷してきた黒系中間色の石塔です。研磨面の濃い色に刻んだ文字が映えますね。

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実はこのお墓、本来ならもっと以前に建立する予定でした。しかし入荷後の検品時に少々難がある部材が見つかり、入荷元にお願いして作製し直してもらっていました。

拙ブログでも石は天然の素材と書いていますが、特に中間色の石材の場合、微妙な色・模様の違いやムラなどがあるのは自然なことです。やむを得ないというか、ある意味でつきものと言えるかもしれません。(ただし、一般的に見て気になるような範囲ではないと思います)

また、作製段階や検品段階でもチェックしているわけなので、入荷してから作製し直しなど滅多にあることではありません。実際に同時期に同じ石種で三基入荷しましたが、他の二基は特に問題になるような箇所はありませんでした。それでも検品は人間が行う作業なので、チェックを潜り抜けてしまうこともあるということですね。

お施主様にはすっかりご迷惑をかけてしまいましたが、偶然このお墓は寿陵(生前に建立するお墓)だったのが幸いしました。同じ時期の原石から取り直しをするために再度インドで加工を行って、いよいよこのたびの建立となります。

わかっているようなことでも、改めて経験することで理解がより深まりました。今後の日常業務の中で今回の経験を生かせるよう努めます。

ちなみに、入荷してきた代替品に関してはまったく問題のない製品。お待たせした分、確実に良いお墓に仕上がってくれると思います。雨さえ降らなければ、明日あたりには建て上げる予定です。

また、よろしくお願いします。


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