多摩区の寺院墓地でお墓じまい。解体作業に。

2019年4月11日(木)


川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

多摩区の墓地でお墓じまいの作業に入りました。9寸角の石塔に墓誌、そしてコンクリート製の外柵のお墓です。

実はすでに昨年中にお骨を取り出して、境内墓地にある納骨堂に安置済み。仕事の都合がなかなかつかず、ずいぶんお待たせをしてしまっていました。

ぱっと見た目は外柵が石じゃないので案外簡単に壊れそうな気もしますね。

クレーンや運搬車が入らないため、石塔は人力で外します。一番大きな中台という部材は、現場で真っ二つに割って運び出しました。

あとは下回りだけ。といっても、ここからがけっこう苦戦しました。

思ったよりもしっかりとできている上に、コンクリートやブロックなので大きく外れてくれません。細かく砕けてしまうんです。

そういえば、ぐるっと囲んであった羽目もコンクリート製ですが、部材の合わせ目が柱にのみ込ませる作りになっていて、けっこうしっかりと作られていたなと・・・。

根石に相当する部分はどうやら内側もコンクリートで巻かれているようです。しかも左側と裏側はよそのお墓。前・左側はアスファルト舗装で下半分が埋もれているので砕いたガラの逃げ場がありません。

こうなると一気に進めるのは難しくなりますね。

無理をして周りを傷めては元も子もありません。こんな時こそ急がば回れ。油圧ブレーカーを借りてきて少しずつ砕きながら解体していったほうが良いかもしれません。

ということで、明日もこちらでの作業となります。


2019年4月13日(土)

今日もこちらのお墓で解体の続きです。一日予定が伸びてしまいました。

原因はやっぱり下半分が囲まれて埋まってしまっていること。そしてブロック製外柵だと、細かく砕けてしまって大きめに外せないことも大きいですね。

写真で見ると基礎コンクリートの位置が低いのがわかりますか?作られた時期が古いお墓って時にこうした場合もあるのです。

道路が後からアスファルトやコンクリ施工されると、その分通路の高さが上がってしまうため、お墓が相対的に低くなってしまうんですね。

こうなると愚直に砕き続けてコンクリを取り除いていくことになります。

油圧のブレーカーの力を借りてどうにかすべて解体を終えることができました。

敷地の土が足りないため、後日土を足すことになりますがひとまず作業終了です。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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