世田谷区での墓地リフォームが終了しました。
2018年6月25日(月)
川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。
前々回に更新した世田谷区烏山での大谷石外柵のリフォーム工事ですが、本日石塔の棹石と墓誌を据え付けてすべて終了しました。
工事途中の様子。
大谷石製外柵を解体後、よく転圧して鉄筋の配筋。水抜きを配してコンクリートを流しました。
こちらは石を据え付けた後の写真。まだステンレス製補強金具を取り付ける前の様子ですね。左側に据えてあるのは墓誌の重さを受けとめるための石です。
まさに、縁の下の力持ち的な存在(笑)
従来の根(ね)石・均(ならし)石・羽目(はめ)石と三段で積まれた外柵から、低めでシンプルな外柵へと生まれ変わりました。
それにより、盛り土の高さは約45cm(1.5尺)から約30cm(1尺)へと低くなっています。手前側は一段と低く、敷石を敷いてフラットに仕上げてあります。
結果、石塔本体の位置は下がりましたが、逆にお墓参りはしやすくなっているかと思います。高齢の方でも足が引っかかる心配は少ないでしょう。
石塔の高さも、近くのお墓と比べても遜色ありませんね。
棹石も正面文字「○○家之墓」を切削して再研磨。「先祖代々之墓」へと装いが変わりました。
これでこの小松石製の和形石塔は、姓が変わってもこのまま使っていくことができます。
この石塔も、リフォーム前の外柵も弊社で建立いただきました。世代が変わってもリフォーム工事をご依頼いただけて、とてもありがたく感じます。本当にありがとうございました。
近く、書類を整え完成報告をしてこようと思います。
あ、ちなみにパラソルを広げているのは、弾性接着剤を必要以上に早く硬化させないため。
これからの季節、30度超えの日々が多くなってきます。石も過熱して、すでに触っていられないくらいの高温になってきています。
目地作業の途中で表面に膜が張っては仕上がりが悪くなるので、色々と工夫しながらの作業を強いられることになります。
当然、人間も暑さに負けない工夫をしていかないといけませんね(笑)
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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