川崎市緑ヶ丘霊園で洋型墓石を建立しました。


2018年11月2日(金)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

昨日の続きになる新規墓地の基礎コンクリートを打設を終え、午後から高津区の川崎市緑ヶ丘霊園まで行ってきました。

先月前半、雑草対策としてこちらのお墓の盛り土部分にコンクリートを打っておきました。石塔の文字彫刻が済んだので、いよいよ据付けになります。

既存の大谷石製納骨室。年数が建っているので汚れていますが、大谷石自体はかなりしっかりとしています。

大谷石は風化しやすい、脆いというイメージがあります。

しかしそれは大谷石のすべてではありません。完全に表に出ている部分にそうした傾向が表れるということなのです。

もともと地面の中にある石ですから、土に囲まれ日に当たらない部分は傷みが遅いものです。

芝台が乗る部分を少し叩いて荒らしておき、そこに据付けモルタルを敷きます。水を吸いやすい大谷石なので、当然たっぷりと水に湿らせておいてです。

御影石同士はいつものように、墓石用の接着剤を使ってしっかりと接着してきました。

トラッククレーンが横付けなので、作業は迅速に進めることができました。コンクリートの上に化粧砂利を敷き込んで、あっという間に完成です。

小ぶりな洋型墓石ですがその分重量も軽めです。大谷石の納骨室にも過剰な負担をかけずに済みます。

作業前はこんな感じでした。

古い角塔婆(墓標)は朽ちて文字が見えない状態。今日、その役割を終えて洋型の墓石とバトンタッチです。

小さめですが、花立や香炉もついて一通りの部材が揃っています。正面にはお客様が希望の『宙』を行楷書で刻んであり、けっこううまくまとまったと思います。

今回のお仕事は、お墓を作った石屋さんがわからなくなってしまい、たまたま弊社が納骨の依頼を承ったところから始まりました。

納骨時、大谷石外柵のことやこのお墓の先行きについて質問をいただき、どの程度このお墓に手を入れていくのか、それをよく話し合ってみてくださいとお伝えしました。

結果、やはり石塔を建てたいということ、そして予算はこのくらい以内でとお知らせしてもらい、最終的に導き出した答えです。

決して売り込んだりするのではなく、建てる側の人にとってどんな答えがベストなのか。そのあたりを考えるきっかけを作れたことが良かったのかもしれませんね。

これからはこの石塔が角塔婆の代わり。亡き人と生きる人をつなぐ大切な存在として育っていってほしいです。

このたびは吉澤石材店で建墓をいただきまして、本当にありがとうございました。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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