国産の石。その加工は日本の職人の手で!


川崎登戸の地で近隣を中心にお墓づくりをしている石屋、吉澤石材店です。

「日本の石はどうですか?」
ありがたいことに、最近そう言ってくださるお客様もいらっしゃいます。こうした場合、弊社では基本的に国産の石は国内加工品をお勧めしています。(石によっては中国加工の国産材もあるのです!)

この場合、国産材の中国加工品や外国材と比べると、どうしても金額的に多くかかりがちなことは否めません。その代わりと言っては何ですが、採掘や加工はすべてその石の性質をよく知る日本の職人が関わります。

これはかなり心強いです。つまり、より高い品質の製品をお墓としていけるということですし、当然品質に問題のある材料に当たってしまう可能性は低くなるということですから。

それに万一石に問題があったとしても、国産材の国内加工ならばほぼ同等の石で取り換えることが可能になります。これが国内加工の大きなメリットの一つです。

石は全てが同じというわけではありません。同石種でも採掘時期や場所によってみな微妙な差異が。作り手がわかっているということは、その違いがなるべく小さな状態で取替えがきくということでもあります。

 

「そうは言っても国内の石ってかなり高いんでしょう?」
確かに心配になりますよね。決して安いものではないかもしれません。

でも採掘から加工にかけて、産地の石屋産たちはごまかしのない高品質を求め、職人の誇りをかけてお墓を作っています。そうした過程を直に見、身近で聞く機会に多く恵まれている私には「良いものをより安く」は少し無理がある概念のような気もするのです。

それはともかくとして、できれば国産の石でお墓を建ててみたい。そう思っていただける方には、お墓の形や大きさ・加工の具合をどうするのか。このあたりについてよく吟味することをお勧めします。

国産材国内加工を選ぶ場合には、同じ量の石を使用しても加工の具合(多寡や形状)によってかなり金額に開きが出てきますから。

このあたりは一般の方にはわかりにくい部分かもしれません。でも機械で四角く切削した状態と、そこから手作業で造形を加えた状態。人が関わる(作業をする)部分がどちらが多いのかを考えれば、なんとなく理解してもらえるでしょうか。

少し乱暴に言えば、国内加工品の場合加工がシンプルなものほど金額を低く抑えることができる。逆にすべての面を曲面にしたり、複雑な加工を施したりすれば都度加工費が加算されていく。そんな相関関係が成り立つと思います。

国内の石の国内加工をお考えのお客さんには、このあたりについてしっかりと理解していただけるよう説明をしていきたいと思っています。幸いなことに弊社はいろいろな石材産地や信頼できる加工地の業者とお付き合いがあります。国産材に興味のある方はぜひお尋ねください。

また、よろしくお願いします。


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