『洋型でいい』ではなく『洋型がいい』。緑ヶ丘霊園1㎡区画で形を選ぶときに考えたいこと

2026年2月6日(金)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

津田山の緑ヶ丘霊園の1㎡区画のご相談では、
最近こんな言葉から話が始まることが増えました。

「いまは洋型が多いんですよね?」

たしかに、小さな区画では洋型が増えています。

区画のサイズ感や、いまの暮らし方を考えると
自然な流れでもあります。

「洋型が多いから」で決めていいのか

ただ、私が少し気になるのは、
洋型が多い、という事実そのものよりも、
どんな形の石塔にするかの
「決め方」のほうです。

周りが洋型ばかりだから洋型にする。
それで話が進んでいく。

その人にとって一生に一度、いや、
その家にとって数代に一度になる建墓。

だからこそ、選び方の入口が
「多いから」だけになっていないか、
少し引っかかります。

「いま風」に揃えた区画ほど、
2、30年後に見たとき、
逆にその時代の空気を強くまとってしまう。
そんなこともあるのではないでしょうか。

石屋として、
そのまま話を進めてしまっていいのかなと、
つい考えてしまうのです。

お墓づくりで大事なのは、
洋型「で」いいではなく、洋型「が」いいと
思えているかどうかだと思います。

似ているようで、ここは違います。

つまり、
流れに乗った選び方なのか、
自分で選んだ選び方なのか、という違いです。

和型が「新鮮」に見えることもある

そしてこの話は、洋型に限りません。

「周りが洋型だから」
で決めてしまう流れに乗りすぎないために、
和型という選択肢も、
一度は視野に入れてみてはどうでしょう。

洋型の石塔が多く建つ場所では、
和型石塔が逆に新鮮に見えることもあります。

周りが揃っているからこそ、形の個性が立つ。
私はそう感じます。

それと、和型については、
「地震のときに心配じゃないですか?」
と聞かれることもあります。

ただ、和型だから倒れる、
という単純な話ではありません。

いまの接着剤をきちんと使い、
正しい施工をしていれば、
和型が吹っ飛ぶようなことは、
そうそう起きません。

そして、もし和型が倒れるような地震なら、
洋型だって無傷では済まない。

私はそう考えています。

五輪塔という選択肢

五輪塔も同じです。

五輪塔は、古い時代から続く石塔で、
最高の仏塔の一つとも言われます。

いわゆるデザイン墓ではありませんが、
形そのものの完成度が高いので、
見る人によっては
むしろ新鮮に映ることがあります。

内心、洋型が並ぶ区画の中に
五輪塔がすっと立っていたら、
素敵だろうなと思うこともあります。


ここまで書いてきましたが、
私がお伝えしたいのは、こんなことです。

洋型が好きな方は、
洋型を自信を持って選べばいい。

ただ、相談の入口が
「洋型が多いから洋型」だけになってしまうと、
本当は合うかもしれない選択肢が、
最初から消えてしまいます。

洋型もある。
和型もある。
五輪塔もある。
もちろん、それ以外の形もある。

その上で、洋型がいいと思えたなら、
それはとても良い選び方だと思います。

最後に一度だけ確認してほしいこと

お墓は、時間の経過の中で
見え方が変わっていくものです。

だから私は、お施主さんには
周りの流れだけで決めてしまわず、
一度立ち止まってほしいと思っています。

「洋型でいい」ではなく「洋型がいい」。
この言葉が、ご家族の中でしっかりと
共有できているかどうか。

大事なのは、
選んだ形に自分なりの理由が一つあることです。

なお、これは緑ヶ丘霊園の1㎡区画だけの
話ではありません。4㎡や6㎡の区画でも、
寺院墓地でも、
周りの形に引っ張られてしまうことがあります。

もちろん、周りと同じような形にすることが
悪いということじゃありません。

それを選んだ理由さえあれば、
10年後も20年後も、見え方が変わっても、
違和感を覚えることはありません。

私は石屋として、
その「理由が生まれる場」を
一緒に作るのが仕事だと思っています。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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