納骨と戒名の追加彫刻──依頼の前に整理しておきたいこと
2026年2月5日(木)
こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今日は「納骨と戒名の追加彫刻」について、
実務的な話を書いてみようと思います。
※宗派によっては 法名・法号と呼ぶ場合もありますが、
この記事では便宜上「戒名」で統一します。

納骨と戒名の追加彫刻:ご依頼の流れ(要点)
追加彫刻は、
納骨とセットになることが多い仕事です。
ただ、いざ依頼する段階になると、
「何から伝えればいいのか」
「何を用意すればいいのか」
「何を送ればいいのか」
このあたりで迷われる方が、少なくありません。
実際に現場でやり取りしている中で、
最初に整理しておいた方がスムーズになる
ポイントがあります。
まず、最初のご連絡について
当店の場合、
やはり最初のご相談は電話が一番確実です。
文字だけのやり取りでは、どうしても
行き違いや誤解が起きやすいからです。
また、いろいろと伺いたい事柄もあります。
たとえば、法事(納骨)の日時や場所、
寺院墓地以外の場合は霊園名・共同墓地名、
霊園なら区画番号、
共同墓地ならだいたいの場所、
などの確認です。
もちろん、
過去にやり取りのある方や、
内容がはっきりしている場合は、
最初から電話でなくても構いません。
ただし、
当店で建立していないお墓の場合や、
納骨の人手が限られる時期などは、
対応できるかどうかを含め、
確認が必要になります。
また、追加彫刻は
書家に文字を書いてもらう工程が入るため、
納骨日(法事日)が決まっている場合は、
目安として1か月前までにご相談ください。
納骨は他のお客様と日程が重なることも
ありますので、
日時と場所が決まった時点で、
早めにご連絡いただけると助かります。
追加彫刻で一番大切な「情報の出し方」
次に、実際に必要になる情報についてです。
結論から言うと、
位牌の写真を送っていただくのが、
一番確実で間違いありません。
ただ、本位牌がまだ手元にない
時期もあります。
その場合は、
お寺で書いてもらった紙や、
白木の位牌でも問題ありません。
位牌の写真について
- ①表だけで足りる例
- ②表(戒名・命日)
- ③裏(俗名・行年)
位牌のどこまで写せばよいかは、
書かれている内容で変わります。
-
表面にすべて書いてある位牌
→ 表の写真1枚でOK -
表と裏に分かれて書いてある位牌
→ 表・裏、両方の写真が必要
ここが曖昧だと、
後から確認のやり取りが増えてしまいます。
手書き原稿で起きた「失敗例」
過去に、
手書きで送っていただいた原稿が原因で、
困ったことがあります。
書いて送っていただいた文字自体は、
後から見れば「間違いではない」。
ただ、
どう見ても誤読されやすい文字だった。
結果として、
彫刻後に「違う」という話になり、
お互いに気を使う対応に
なってしまいました。
手書きで送る場合の注意点
もし手書きで原稿を送る場合は、
-
上手・下手は関係ありません
-
続け字は避ける
-
一文字ずつ、はっきり書く
これが大切です。
さらに、旧字や略字など、
判別しにくい文字がある場合は、
その文字に丸印をつけるなどして、
強調してもらえると助かります。
それでも「位牌」が一番確実な理由
もちろん、
住職の文字でも判別しにくい場合はあります。
それでも、
位牌は戒名を正式に記したものなので、
確認資料として一番確実です。
また、位牌の一番上に記されることがある
「新帰元」「新円寂」などや
地番下に記される「位」などの文字は
戒名(法名・法号)ではないため
そういった判断も、石屋なら整理できます。
戒名の追加彫刻で大切なのは、
「誰かが間違えたかどうか」ではなく、
誤解が生まれない状態を、最初につくることです。
同業の石屋さんも、
同じような視点で注意点をまとめています。
友人である兵庫県豊岡市の
「おおきた石材店」さんのブログに、
戒名彫刻で後悔しやすいポイントが
わかりやすく整理されていますので、
参考までにリンクをしておきます。
▶ 戒名の追加彫刻で後悔しやすいポイントについて
(※記事タイトル:
「戒名(法名、法号)追加彫刻で後悔しやすい5つ
:彫る前に必ず確認すること」)
LINEについて(補足)
当店では、
公式LINEも用意しています。
ただし、
これはクーポン配布や
お知らせ配信のためのものではありません。
-
写真の送付
-
内容の確認
-
追加彫刻の文字のすり合わせ
といった、
既存のお客様との実務的なやり取りに
主に使用しています。
※写真送付などでLINEをご希望の方は、
こちらから追加できます。
公式LINE

新規のご相談については、やはり、
まずは電話でお話しするのが確実だと
考えています。
まとめとして
「納骨と追加彫刻」は、
一文字の誤解が、後々の手戻りにつながります。
だからこそ、
-
最初の連絡で、
法事の日程や場所などを伝える -
位牌の写真で確認する
-
手書き原稿は一文字ずつ、はっきりと
-
法事日(納骨日)が決まっている場合は、
なるべく早めに相談する
このあたりを意識していただけると、
その後のやり取りが、
とてもスムーズになります。
分からないことがあれば、
遠慮なくご相談ください。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
現地確認。お見積り・ご提案はすべて無料です。
(有)吉澤石材店 吉澤光宏
ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります)
メール お問い合わせフォーム


