家紋は奥が深いですよ。その向きにも注意が要りますね
川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。
新年度の始まりは、冬のような寒さ。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は、昼前にお墓で打ち合わせをしてきましたが、寒さに思わず震え上がってしまいました。
さて、お墓の門柱などに、家紋を刻んだ石を見かけることがあると思います。写真は今度伺うお墓に取り付ける石です。
四つ目ですね。
これを柱(親柱とも)の穴の部分に取り付けます。一応、きちんと直径を採寸してきたので、ピッタリとはまる予定なのですが^^;
ただし、その際にはよく確認しておく必要があります。
何の確認かと言えば、家紋の向き。取り付けることに夢中になり過ぎると、思わぬ凡ミスをしてしまうかもしれないので。
実は上の写真の向きだと、四つ目紋でも『丸に平四つ目』になってしまいます。
でも、ここのお宅の家紋は『丸に隅立て四つ目』なんです。
「隅立て」と書く通り、隅の部分が天地になるんですね。
明らかにに形が違っていれば間違い様がありません。でも、形が同じ(あるいは、ほぼ同じ)で向きが違うということが、家紋の場合あるんです。
向きが違えば、当然、別の家紋になってしまいます。
家紋を刻むときはもちろん、お客さんとの打ち合わせでも、こうした部分はきっちりと確認していかなければなりません。取り付けてしまえば直すのもかなり大変になりますので。
こんなことも、ちょっと頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
今日は家紋に関する小話でした。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
現地確認。お見積り・ご提案はすべて無料です。
(有)吉澤石材店 吉澤光宏
ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります)
トップページはこちら