会津産の位牌を扱ってみることにします!

2019年5月15日(水)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

昨日は福島県の会津地方まで行ってまいりました。目的地は会津若松市にあるアルテマイスター保志さんという仏壇メーカーさん。

弊社のある登戸地域の区画整理に伴い、今年中には今の会社と母屋を取り壊すことになります。当然、立て直しを迫られるわけですが、仏壇も今までのような大きなものでは今度は納まりようがなくなってしまいそうです。

そうしたことで、仏壇の新調を考えているというわけなのですが、イメージを膨らませるために保志さんの展示会に行ってきたというわけなのですね。

アルテマイスター 株式会社保志さまの会社案内

実際に訪れてみて…。

まず、規模の大きさにも驚かされるわけなのですが、一番感動したのはそこにいる従業員の皆さんのおもてなしの心。工場見学などでも、来客があるから「やらされている」のではなく、自らがすすんで自分の任務を行う。誇りをもって各作業を来客にお伝えするんだという気持ちが、ひしひしと伝わってきました。

仏壇や仏具も今では海外で製作され輸入されてくるものが多いと耳にします。もちろん、そうした品物がいけないとかそういうことではありません。材料によっては外国産のものを使うこともあるでしょう。そのような中で、保志さんのように国内の地で日本の職人が加工を施し、そして組み上げる。その体制を継続されていくのは、そう簡単なことではないと想像します。

しかしながら、大切なご先祖様をお祀りし、人が手を合わせる仏壇や仏具であるからこそ、この部分を大事にされているのではないでしょうか。もちろん、そこには『心』があることは間違いありませんね。

業種は違えども、こうした姿勢はとても共感できますし、また心強く感じるところ大です。

「豊かな心をつくるをモットーに
限りなき企業努力を続け
世界の精神文化に貢献する」

株式会社保志さんの社是(会社案内より)だそうです。

こうした人たちの手により作られる仏壇。我が家のご先祖様をお祀りする場所として是非に、という気持ちにさせられたのは言うまでもありません。

さて、下の写真は(株)保志さんの新しい祈りのかたちとしての厨子(ずし)です。

中に小さな位牌が入ってもいいですし、モニュメント的な品を納めてもいいそうです。一つ自分の部屋に置きたくなるような、そんな雰囲気を持っていました。

モダンでスタイリッシュ。それでいて落ち着きがあります。仏教徒でなくとも。

蒔絵による装飾を施された位牌。女性の方の位牌には最適ですね。

位牌についても伝統的なものから現代的なものまで、数多くの品が揃えられていましたが、それぞれに「あ、いいな」と思わせる魅力があります。

形は変われども祈りの「心=本質」は変わらない。だからこその魅力ではないでしょうか。

特に工場見学で作られている様子を見たからこそ、ここで作られた品ならば、という思いが強くなります。弊社でも、まずこの位牌から扱わせていただくことになりました。

従来から戒名彫刻のお客様より「位牌などはやっていないの?」と尋ねられることもあり、自分が見て聞いて納得できるものならばと考えていたので、良い機会なのかなと思っております。

もし位牌などについてもお考えの場合には、お尋ねいただけますと幸いです。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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