想いをのせ、石は時代を越える。

2018年1月20日(土)


こんにちは。川崎登戸の町石屋、吉澤石材店の吉澤光宏です。

先日のことですが、川崎市のお隣の町田市で地域の石造物を調査されている方が弊社にお越しくださいました。

以前から、町田でも比較的川崎市に近いあたりには、弊社の祖先の仕事がいくつか残っているのは承知しています。それらに使われている石の種類などについて、調査されているそうです。

お土産に町田市内にある、吉澤石材店の手による石造物をまとめた資料をいただきました。

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通常、仏像や供養塔・墓石には作り手の銘が入った物はさほど多くはないと感じます。それに対して、鳥居や狛犬、灯篭などは銘が入ったものを多く見かけますね。(数多くの事例を調べているわけではないので、あまりハッキリとしたことは言えませんが。)

存在を知っているものが多かったですが、ありがたいことに、私がまだ知らなかった石造物も含まれていました。

戦時中の灯火管制などで、古文書のたぐいは全部窓ガラスに貼ったり、隣近所にも配ってしまったと聞かされています。なので、うちではどこに先祖の仕事が残っているのか、すべて承知しているわけではありません。

こうした郷土史を探求されている方々のお力って、本当にありがたいと思います。いずれは足を運んで確認をしてみたい「先祖の手による石製品たち」が、実はまだけっこうあります。

忘れずに必ずや、と密かに思っています(笑)

一緒にいただいた資料には、町田の相原の名主、青木勘次郎易直という人の子孫の方が記した文章も。

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この青木勘次郎易直さん、府中の大國魂神社にある灯籠と、江ノ島にある江島神社奥津宮前の神前灯籠を弊社の祖先(2代目)に発注して下さった大旦那です。

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話しをうかがうと、青木家は相原の名家として連綿と続いているそうなので、この当主の方にも一度お話をお聞かせいたく機会があればいいなと思いました。

石は時代を超え存在し、それを通じて思いは無限に広がりますね。

 

※以前、アメブロにて関連記事を書いています。よろしければご覧ください。
江島神社奥津宮の神前灯籠
府中・大國魂神社の神前灯籠


※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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