川崎市多摩区の寺院墓地 石塔建立の下作業~免震マットを使用した石塔据付けまで
川崎市の吉澤石材店です。
以前に施工した白河石(芦野石)製の外柵に、石塔を建立する仕事をいただきました。
この白河石は安山岩で、研磨しても御影石のようにツヤはのりません。しかし昭和50年代の施工ですが、まだまだ石はしっかりとしています。経年による外柵の傾きもほぼ問題なし。
少し黒ずんでいる部分はありますが、石塔を据付けた後も長く使っていける外柵だと思います。
埋め土がすっかりと下がってしまっていたので、まずは土を追加後によく転圧し、コンクリート打設をしてきました。ここでの転圧作業はけっこう重要なところです。手蛸をつかってきっちりと。
コンクリートの打ちっぱなしでは少々味気ないので、石塔据付後にに化粧砂利を敷き込んで仕上げる予定です。
外柵内のコンクリートも、あまり薄いとすぐにひびが入ったりします。なのである程度の厚さを確保し、ワイヤーメッシュという細い鉄筋を入れて施工します。
こんな細い針金が入るだけでもコンクリートの丈夫さはかなり変わってきます。
芝台を支えるための石は大谷石製だったため、新しく御影石にて設置し直しました。そして水抜き穴と個別の手桶収納棚を設けてコンクリ―と打設。
石塔建立の事前準備はこれで完了。お施主様が雑草に悩まされることなく、気持ちよくお墓参りしていただけるようになると思います。
あとは実際に石塔を建立するだけ。月中の納品後、文字彫刻をして来月初めころを目途に仕上げていきたいと思います。
また、よろしくお願いします。
さて、11月4日にアップした石塔建立工事の続きです。
いつの間にかひと月経ってしまいました。今月6日にまず、芝台の据付け作業を行ったのち、今日無事に石塔を建てこんできました。
施工年が古めで納骨室はコンクリート製。以前はこうした仕様がほとんどでした。
この場合には、弊社ではモルタル+混入タイプの接着剤をよく練って据付けます。
状況にもよるでしょうが、御影石同士の接着に使用しているセラミックボンドや変性シリコン系接着剤はあまり適さないと思います。また納骨室下部には化粧砂利を敷き込んでみました。
そして石塔本体の据付。こちらには例によって、変性シリコン系の接着剤と免震マット『絆』を併用しています。
これが弊社の標準施工です。
接着剤やマットを使うだけで、耐震だ免震だと声高に謳うわけではありませんが、少しでも丈夫なお墓になってくれればと思い取り組んでいます。
そして完成。白河石の外柵にインド産アーバングレーの和型墓石が建ちあがりました。
アーバングレーは経年変化の少ない良材。少し石目は大きめかもしれませんが、安心してお奨めできる石種の一つです。
新しい手桶を収納棚に納めて、これですべて工事は終了です。
外柵と石塔の大きさのバランスもいいので、きっとお施主様にもご満足いただけると思います。
あとは再来週のご納骨の時に、好天に恵まれることを祈りたいと思います。
また、よろしくお願いします。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります。お気軽にどうぞ。)
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