お墓の内側に『縁の下の力持ち』。狛江市寺院墓地の現場にて
日が暮れるのが本当に早くなってきましたね。
川崎登戸の町石屋、吉澤石材店です。
狛江で工事中のお墓ですが、石はだいぶ据付けができてきました。
あとは塔婆立ての柱間に入る石を据えれば、外柵の部材としては終了です。検品をしていたこともあって、問題になるような箇所はまったくありませんでした。
さて、外柵の中に立っている細長いものは(納骨室左右の部分)何だと思いますか?
もちろん何も無駄に立てているわけではありません。
これはお墓の中に建つ石塔や灯篭の支えになるもので、受け石とか束(つか)石と呼んでいます。(石と呼んでいますが、石ではなくコンクリートの場合もあります。)
石はかなりの重さがあることはご案内の通り。ただ埋め戻した土の上に据付けても、そう時間が経たないうちに自重で傾いてしまう可能性大です。
このお墓ではメインの石塔の左右に古い石塔が並びます。なので納骨室左右に4本ずつ束石を入れて万全を期しています。
もちろん束石の下はしっかり転圧。その上に捨コンクリートを敷いて据え付けてあります。これで古い石塔が不同沈下する事は防げるはずです。
完成すれば全く見えなくなるこの束石、まさに縁の下の力持ちといったところですね。
週明けには埋め土として川砂利入れ、そして石塔類のクリーニング作業などを行っていく予定です。間違いなく納期に間に合いそうです。
また、よろしくお願いします。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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