お墓のデザインはなぜ変わるのか|見た目と本質の違い

2026年2月22日(日)


こんにちは。
川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

今日は少し足を伸ばして、
BMW Tokyo Bayというところへ行ってきました。

ネットで「キドニー・グリルの変遷」
という展示があると知ったものですから。

会場には、古い時代の車から現行モデルまで、
さまざまなBMWが並んでいました。

写真や街中で見ることが多いこの車ですが、
こうして実物をまとめて見る機会は
なかなかありません。

まず感じたのは、
キドニーグリルの大きさの変化です。

最近のモデルはかなり大きくなっていて、
車種によっては、やはり強い印象を受けます。

ただ、古い車を見ていると、
必ずしも「昔は小さかった」というわけでもない。

むしろ、
冷却のために大きな開口が必要だった時代には、
しっかりとした存在感のあるグリルがついています。

その後、技術が進むにつれてグリルは小型化し、
全体のバランスもすっきりとして、
洗練された印象になっていく。

そして最近は再び大きくなっていくのですが、
その意味合いは、
少し変わってきているように感じました。

最近の車種は近くで見ると、
どれもよく考えられていて、とても格好いい。

ただ、少し離れて全体で見たときに、
グリルの印象が「これはやや強いな」と感じる
ものも正直ありました。

結局のところ、大きいか小さいかではなく、
「その形にどんな理由があるのか」
ということなのだと思います。

古い車のグリルは、
冷却という明確な必要があって
あの形になっている。

だから無理がなく、
全体としてもよく収まって見えます。

一方で、現代のデザインは、機能だけでなく、
存在感やブランドの表現といった意味も
大きくなっているのでしょうね。

その違いを考えながら見ていると、
ふとお墓のことを、思い出してしまいました。

私は、お墓のデザインにおいても、
単に見た目を変えることより、
お参りのしやすさや安全性といった、
「使う人の都合」に関わる変化の方が、
大切だと思っています。

それこそが、本質です。

例えば昔のお墓の場合は、
入口に階段が二段、三段とあり、
そこを上って区画に入り、
その中でお参りをする形が一般的でした。

ただ、高齢になるとこの階段が負担になります。
さらに区画の奥行きを考えると、
階段に十分な踏み面を確保することも難しく、
上り下りの際、安全面でも不安が出てくる。

そのため、最近では入口からそのままフラットに
入れるお墓が増えています。

私自身、ご提案するお墓は、
そうした段差をなくす形にすることが
多くなりました。

高さを抑え、段差をなくすことで、
誰でも無理なくお参りできるようにする。

これはデザイン性や「変えなければ」という
発想ではなく、使う上での必要に迫られて
形が変わってきたものです。

こうした変化は、
あとから見ても古びにくいと思います。
その理由がはっきりしていることが大きい。

逆に、形そのものを変えることが
目的になってしまうと、
どこか落ち着かない印象になることも
あるのかもしれません。

BMWの旧車を見に行ったはずなのに、
気がつけば、なんとなくお墓のことを
考えてしまいました。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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