効率だけでは測れないもの――お墓のこと
2026年1月24日(土)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
最近、「効率」という言葉が増えたぶん、
考えることが私にはあります。
何でも「効率化」と言われます。
手間を減らす。時間を短くする。
管理を簡単にする。
スマホ一つで買い物ができて、
AIが文章を書いてくれて、
会議もオンラインで済む。
それで助かる人が増えたのも、確かだと思います。
仕事でも、生活でも、
便利になったことはたくさんあります。
私も、効率化そのものを悪いとは思いません。
ただ、世の中が「効率」を大事にするほど、
逆に、効率では測れないものが
浮き上がってくる気がします。
お墓は、その代表だと思います。
合理性だけで見れば、お墓は非効率です。
石を用意して、加工して、据える。
建てるだけでも、時間もお金もかかります。
しかも、それで終わりではありません。
その先の時間が長い。
お参りの手間も、その先ずっと続きます。
「そこまでしなくてもいい」
つい、そう思ってしまう人が増えるのも、無理もない。
でも、お墓は、便利さを求めて
選ばれているわけではありません。
効率を求めるなら、
もっと軽い選択肢はいくらでもある。
なのに人は、わざわざ場所を決めて、
お墓を建て、名前を刻む。
それは単に、
お骨を納めるためだけに、ではない。
そんな気がします。

記録なら、写真やデータでも残せます。
でも、それらは画面の向こうです。
墓には、そこに立って、
手を合わせる時間があります。
「目の前」に、石の冷たさも、
石を通しての故人の温もりも。
何かが解決するわけでもないし、
何かが増えるわけでもない。
誰かに見られているわけでもない。
誰かに評価されるわけでもない。
それでも、人は行く。
それでも、手を合わせる。
そして、何かを持ち帰ってくる。
気が付かずとも。
墓は、非効率です。
でも、人は効率だけで生きてはいません。
効率では測れない時間が、
そこには確かにあります。
お墓は、先祖と子孫が幸せを交換する場所なのです。
では。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
現地確認。お見積り・ご提案はすべて無料です。
(有)吉澤石材店 吉澤光宏
ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
電話 044-911-2552 (携帯転送なので外出先でもつながります)
メール お問い合わせフォーム


