新規に二軒のお墓をつくります。まず基礎工事から。川崎市麻生区の寺院墓地
2018年8月21日(火)
こんにちは。川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
さて、お盆休みも過ぎて、今週からは本格的な作業に戻っています。
まずは2件のお墓の基礎工事から。全くの偶然ですが、同じお寺さんの墓地の近い場所で、同じような時期にご依頼をいただきました。
傾斜地に建つお墓は敷地サイズもほぼ同じ。作業的にはやりやすい部分もあります。
まず一軒目はこちら。ここは通路を挟んで山側に位置するお墓です。
周りはほぼお墓ができている敷地。斜面の名残もあって土がけっこう盛り上がっています。こうした場合は根切り(掘削)作業をすると、思ったよりも多くの土が出ます。
既定の高さまで土を取り除き、あとは割栗を入れてランマーという機械で入念に転圧(締固め)します。下の写真は割栗を入れ始めたところですね。
今日はこちらのお墓の工事は、転圧まで行ってきました。
さて、もう一軒のお墓のほうは通路を挟んで反対側。つまり谷側にあるお墓です。
このくらいの広さのお墓の場合、墓地全体の重量のうち、石塔の占める割合はかなり大きなものです。また、墓地の敷地の中で、石塔は比較的後ろ寄りに建つことが多いです。
そうしたことから考えると、山側にあるお墓に比べて谷側のお墓は、どうしても後方に傾きがちになります。
もちろん手を抜かず、一軒目のようにきちっと締固めの作業を行ってもです。
弊社ではこのような場合、補強する手段として杭の打設、あるいはコンクリート支柱の作製を提案しています。
今回はコンクリート杭を打ち込むべく作業してきました。
2メートルほどの杭を、専用の杭打機を使って叩き込んでいきます。
地山(じやま)と呼ぶしっかりした層に届くと、杭はあまり入らず止まってきます。今日の場合はここまで。
「なんだ、たいして入っていないじゃない。」なんて思う方もいるかもしれませんね。
でもこれだって4時間くらい作業しての成果なんです。繰り返し打設したので、これ以上貫入することは難しいでしょう。
地盤自体は締固め作業を行ったので、プラス8本のコンクリ杭の力を合わせ、お墓の重さを支えていきます。
この後は決められた高さで杭を切断、2軒の墓地ともに同じように鉄筋を配筋してコンクリートを打設していきます。
一度の作業なので生コン車をチャーターしようかと考えています。
丈夫なお墓になるよう、気持ちを込めて作業していきます。
2018年8月27日(月)
川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
ということで、本日の作業内容は基礎コンクリートの打設。2か所いっぺんにコンクリート打ちをするので、生コン車に来てもらいました。
コンクリートを流す前はこんな様子です。
D13鉄筋を井桁に組み、斜めにも配筋しています。これで簡単に割れたりせず、長い期間にわたって石の重量を支えてくれると思います。
それと今日のように暑い日は、コンクリートの品質にも注意しなければなりません。
コンクリートの水気を急激に奪われてしまうので、事前に地盤に散水して十分に湿らせてやることも大事な点ですね。
そんなこんなで二か所の基礎コンクリ打ちが終了です。
傾斜地では基礎も階段状にできていることがい多いので、左隣のお墓の基礎下側の土が見えていた状態でしたが、これでもう心配もありません。
しばらく養生期間を置いた後、据え付け工事に入っていく予定です。
その様子はまた後日書きます。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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