石を加工する楽しさ!

弊社は神奈川県川崎市にある町石屋です。私が子供の頃には白河石の延べ材をたくさん並べてトントンとお墓の外柵を職人たちが加工していたことを覚えています。

でも昨今、町場の石材店では加工を行わなくなって久しいものがあります。これは使用する石材が硬い御影石に変わったことや、騒音・汚水などによる部分が大きいと思います。あとは加工手間というか人件費の部分も。

そうしたことで、今では街中の石材店で一から加工ということは、あまりなくなってきているのではないでしょうか。自分のところも正直そうなのですが、他方では寂しく感じる部分もあります。

幸いにも弊社にはまだ稼働できる機械もあります。大きなものの加工は難しいですが、ちょっとしたものなら自社対応が可能。気持ちの中では、物を作るという楽しさを忘れたくないところですね。

今日は今仕掛りの仕事の中で、手直しレベルではありますが加工を要する部分があったので、工場にて作業を行ってみました。

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切削機で寸法通りに切って、コブが出っ張った部分をコヤスケ(一番下の写真の右に写っています)という道具ではらいます。見にくいですが赤い線のところですね。

その後に過剰に出っ張っている部分をノミで整えて…。(色が白っぽいのが整えた部分)

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また、古い材料は寸法もアバウトだったりします。リサイズの関係で形が現状にそぐわないところなどは少し手を入れてみたりします。これは高さ寸法の関係で、羽目石という囲いの部分の石にR加工をしたところです。

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毎日加工をされている職人さんのように手際よくは行きませんが、何とか形になりました。仕上げが小叩きなので何となく今までと同じような雰囲気にはなったかな?

あとは切削で平らになった部分をモルタルがしっかりと入る様に荒らして完了です。古い材料なので接着剤工法はちょっと合いませんからね。

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あとは現場で据え付け作業に入るだけになりました。工事が楽しみです。

また、よろしくお願いします。