檀家になる前に、お寺さんに相談しておきたいこと

2025年12月3日（水）

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こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

先日、たまたま事務所にいるときに、お墓の
ご相談でお客様がひとり、来店されました。

「お墓を建てたい気持ちはあるんですが、
まだ墓地を決めていなくて…」

お話をうかがうと、候補として寺院墓地と
民間霊園をそれぞれ検討されているとのこと。

そこで、それぞれの違いや、事前に確認して
おいたほうがよい点などを、私なりにお伝え
しました。

もし最終的に寺院墓地を選ばれるようなら、
ご縁をいただけたらうれしいところです。

さて。

新しく寺院墓地を選ぶ方とお話ししていると、
ほぼ必ず出てくる不安があります。

「檀家になると、寄付やお布施で
　　いろいろ大変なんじゃないか」

それまでお寺さんとのお付き合いがなければ、
そう考えるのはごく自然なことだと思います。

テレビやインターネット、本や週刊誌などで
お寺と檀家さんのトラブルが取り上げられる
こともありますよね。

たいていは、かなり極端なケースばかりが
クローズアップされている印象です。

そして、そうした話ばかりが目に入ってくると、

「檀家になったら、うちもああなるのでは」

と、つい身構えてしまいますよね。

檀家になる前に、お金のことは聞いてかまわない

でも、ここは声を大にしてお伝えしておきたい
ところです。

お金のことをお寺さんに聞くのは、
決して失礼なことではありません。

むしろ、よくわからないまま入檀して、
お墓も建ててしまってから

「こんなはずじゃなかった」

となるほうが、お寺さんにとっても
ご家族にとっても不幸なことだと思います。

たとえば、入檀前にこんな点を
あらかじめ確認・相談しておくと安心です。

• 年間の護持会費や管理料はいくらくらいか

• 葬儀や年回法要のお布施の「目安」

• 寄付や建て替えのお願いが出るときの考え方

• 法事や葬儀以外でも、日常的な相談をしやすい雰囲気かどうか
• 住職さんやご寺族の人柄や考え方が、ご自身やご家族と合いそうかどうか

聞くときには、

「大まかな目安でかまいませんので…」
「今後の負担をイメージしておきたくて…」

といった一言をそえてみるのも一つの方法です。

こうした質問に、落ち着いて説明してくださるか
どうか。こちらの事情にも耳を傾けてくださるか
どうか。

そのあたりは、菩提寺を選ぶうえで
大事なポイントだと感じています。

実際のところ、メディアで取り上げられるような
トラブル事例は、やはり特殊なケースが多いです。

ご自身でお寺さんに相談してみて、

「思っていたほど負担が大きいわけではなかった」「こちらの考えもきちんと聞いてくれた」

と、安心される方も少なくありません。

もちろん、お寺さんも人ですから、
相性や考え方の合う・合わないはあります。

だからこそ、

• 気になっていること

• 不安に感じていること

• お金や将来のこと

こういった点は、遠慮せず率直に
たずねてみていただきたいのです。

そのときの説明の仕方や、
こちらの話をどんなふうに受け止めてくださるか。

そこには、そのお寺さんの「普段の姿勢」が
自然とあらわれるのかもしれません。

「今はやめておこう」という選択肢

話を重ねても、不安がどうしても拭えないことも
あります。

その場合は、無理に檀家になる必要はありませ
ん。別の寺院や、公営・民間霊園といった選択肢
を改めて検討し直すことも、大切な判断です。

一度檀家になると、お寺さんとのお付き合いは
十年、二十年と続いていきます。

最初の段階でしっかり話ができて、お互いに
納得してご縁が結ばれたお寺さんなら、
きっと長い目で見て、心強い拠りどころになるはずです。

「檀家になると大変そうだな」
と感じたときこそ、その不安をそのままにせず、
入檀前にお寺さんへ聞いてみてください。

それが、お寺さんとの信頼関係づくりの
最初の一歩になると思います。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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（有）吉澤石材店　吉澤光宏

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