川崎市多摩区の寺院墓地で新規墓所工事|年内最後の建墓工事がスタート

2025年12月2日(火)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

今日から川崎市多摩区にある寺院墓地で、
新規墓所の建立工事が始まりました。

ご兄弟二家族分の墓所を、隣り合わせで建てる
工事です。おそらく、これが今年最後の
建墓工事になるでしょう。

敷地と設計図

敷地は間口が9尺8寸(約2.97m)、奥行きが10尺9寸(約3.30m)。

最近の墓地事情を考えると、とてもゆとりのある
区画ではないでしょうか。

左側が洋型石塔、右側が8寸角の和型石塔という
構成になっています。

ご兄弟それぞれのご家族が選ばれた形です。

解体と土出しから始まる

この区画の場合、新しい墓を建てる前に、
まずやらなければならないのが、既存土留めの
解体と、盛り土の搬出です。

現場には大谷石で作られた土留めがありました。

おそらく数十年前に施工されたものでしょう。

大谷石は加工しやすく、かつては土留めや外構に
よく使われた石材です。

ただ、経年劣化で表面が風化してくる性質です。

今回の工事では、これを全て撤去して新しい構造
に作り替えます。

既存の大谷石土留めと盛り土が見えます。
ここから解体と土出しの作業が始まります。

ユンボで土出し作業

朝からユンボを入れて作業を開始しました。

まず大谷石の土留めを外す前に、中の盛り土を
掘り出していきます。

これが見た目以上に土の量が多い!
2トンダンプに4台分を搬出しましたが、まだ少し
残っています。

明日も土出しは続くでしょう。

晩秋の青空の下、ユンボで土出し作業を進めて
いきます。周囲の木々も紅葉が進んでいて、
墓地全体が秋の色に染まっています。

土の性質と基礎工事への準備

ユンボのアームが動くたびに、掘り起こされた
土の色が見えます。関東ローム層特有の赤褐色
の土です。

この土はもともと水分を多く含む性質があり、
含まれる水分量によって固さが変わりやすい土
でもあります。

だからこそ、この後の基礎工事では砕石層を
しっかり作り、地盤を安定させることが重要に
なります。

機械はやはりありがたいです。

地山に近い土なので、もし人力での作業ならば
これだけの量の土を搬出するのは大ごとです。

これからの工程

解体と土出しが終われば、次は基礎工事に入ります。

新しい外柵と石塔を支えるコンクリート基礎。
40-0砕石を使い、地盤をしっかり固めて、
長く安心して使える墓所を作り上げます。

二区画分ということで、工事の規模もそれなりに
大きくなります。

石のパーツも単純に2倍です。外柵だけでも、
根石、羽目石、笠石、芝台と各部材が二組。

さらに石塔本体、墓誌と、据え付ける石の総数は
かなりの数になります。

広さがある分、作業は幾分やり易くなるとは
思いますが、仕上がるにつれ狭く感じるように
なるでしょうね。

ひとつひとつの工程を疎かにせず、しっかりと
確実に工事を進めていかなくては、と思います。

12月の工事

12月に入り、特に日が短く感じられるように
なってきました。作業できる時間も限られます。

年内に完成させるには、天候にも恵まれる必要があります。

ただ、この時期は雨が少なく、コンクリートの
養生には適した季節でもあります。

関東ではまだこの時期ならコンクリートの凍結
には、さほど気を使う必要もなさそうです。

まずは基礎コンクリート打設までの好天を祈ります。

仕事で安心を残す

お墓は何十年、何百年と残っていくものです。
だからこそ、基礎から仕上げまで、ぜったいに
手を抜くわけにはいきません。

今日の解体作業も、その最初の一歩です。
一つ一つの作業の積み重ねが、吉澤石材店の
仕事そのものだと思っています。

「言葉で安心を売らない。仕事で安心を残す」

明日も引き続き、解体と土出しの作業を
進めます。

年内最後の建墓工事。
しっかりと仕上げていきます。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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