お墓は人と人が時を超えてつながる場所。護国寺を歩いて思ったこと

2025年11月30日(日)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

昨日は墓マイラーのカジポン・マルコ・残月さん
たちと、護国寺墓所を歩いてきました。

納骨を終えてからの、遅れての参加でした。


何度か訪れていますが、いつも落ち着いた雰囲気
で、ちょっと都心とは思えないような場所です。

そしてそんなお墓ですが、仲間と歩くと
また違った景色が見えてきます。

お墓が好きな人というのは、実は思っているより
ずっと多いのかもしれません。

石やお墓そのものにひかれる人もいれば、
歴史や人物の物語にひかれる人もいる。
それぞれに視点があり感じ方がある。

その多様さが、このようなお墓を巡る時間を
豊かにしてくれるのだと思います。

私の場合、墓巡りには二重の愉しみがあります。

ひとつは、その人物の生きざまに思いをはせる
こと。これは多くの方が感じることだと思います。

そしてもうひとつは、石材人としての視点です。
そのお墓の作り、仕上がり、石の種類、加工の
具合なども見て、愉しませてもらっています。

石種の選択には、時代背景や施主の思いが表れます。

加工の技術からは、当時の職人の腕や感性、
時代の技術の水準が読み取れます。

経年の変化からは、石材の特性を学ぶことができます。

人物の物語と、石の物語。
この二つが重なることで、より深く「その時代」
が見えてくるような気がします。


お墓というのは「誰かに会いに行く場所」。
私はそう思うんです。

お墓を見に行くのではなく、その向こうにいる人
に会いに行く。

その人が生きた時代の空気や、
今ではもう言葉にならない何かを確かめに行く。
そして、「こんにちは」「忘れていないよ」と
伝えに行く。「ありがとう」と伝えに行く。

訪ねた方々は、百年以上前に生きた人もいます。

それでも、手を合わせ語りかけると、
ほんの少しでも距離が縮まるように感じます。
お墓には、そういう力があります。

誰かを偲ぶために作られた場所には、作った
ご家族の思いが宿っている。
そして、訪れる人がその思いに触れる。

石は冷たくても、そこには確かなぬくもりがあるはずです。

墓マイラーというと、趣味のように聞こえるかも
しれませんが、本当は静かな行為です。

節度をもって巡ること。亡き人やご遺族への敬意
を忘れないこと。大きな声を出さないこと。
嫌がられるような振る舞いをしないこと。

そうした当たり前のことを守るのが、お墓巡りの基本だと思います。

お墓は、時を超えて人と人がつながる場所です。

誰かに会いに行く場所であり、忘れていないこと
を伝える場所であり、「ありがとう」の気持ちを
置いてくる場所でもある。

昨日はそんなことを感じた一日でした。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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