麻生区のお寺での外柵リフォーム工事が終了しました。
2017年7月3日(月)
川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
今日は強烈な暑さと湿気でしたね。もう夏そのものと言った感じで、思い切り汗をかいてきました。熱中症に要警戒の季節になってきました。
さて、先週から据付にかかっていた麻生区での外柵リフォーム工事ですが、今日ですべての工程を終了できました。おおむね順調に運んだので、ホッとしております。
これは敷石を据付けている様子です。
先日打設したコンクリートに、バサバサのモルタル(バサモル)を敷いて敷石を仮据えします。ここでのバサモルは、敷石の下に隙間を生じないようにするため。
均等にモルタルが接するように、何度か調整をします。これは結構大事な部分なんです。
高さの調整が済んだら、水で溶いたセメントを流して本据えします。水勾配や石の捻じれなども、もちろん確認しながらです。
並行して、いよいよ石塔本体の取り付けにもかかります。
水アカを落としておいた真壁小目石の石塔を、弾性接着剤(コーキング)と免震材「絆」を併用して据えていきます。目地に関しても弾性接着剤を使って仕上げます。
免震材を使うことで、大きな地震の時にどれほど有効かは、正直なんとも言い切れません。立地によっても大きく影響を受ける部分ですから。
ただ、間違いなくセメント施工のものよりも丈夫であるはずです。そして、接着剤だけの施工よりも優れているだろうと私は考えています。
当然のことながら、ここでも水平の確認と微調整は欠かせませんね。
独立型の塔婆立て・納骨室の縁石なども、この日の作業で取り付けてきました。塔婆立ては簡単に倒れないように、受け石との間をステンレス製全ネジのダボを使って補強してあります。
外柵盛り土部分には、土系舗装材を施工して雑草の発芽を防ぎます。
これは天然のマサ土に固化材を含んだ製品で、散水することにより硬化して雑草の発芽ができなくなります。
そして本日の最終仕上げ作業。
石塔の彫刻文字や家紋などに白ラッカーを入れ、化粧砂利を敷き込んでやっと完成しました。
今回のお墓は、敷石部分を長めにとりたいというお施主様のご希望で、オーソドックスな階段二段のタイプの外柵になりました。
階段一団あたりの高さは少々高めになりますが、そのぶん、一段目の階段の踏面(特に奥行き)を約30㎝と広めにとってあります。
お墓へのアプローチという意味では、正面通路に傾斜がついていることも良い方向に働いてくれると思います。
それにしても、とてもすっきりとして広々と感じるお墓になったと思いませんか?
ツツジや松がなくなったので、もしかしたら少し寂しく見える人もいるかもしれません。でも、お墓のお手入れは格段にやりやすくなっています。
ゆくゆくは、(正面から見て左手側に)墓誌が建てば、もっと見た目が良くなることと思います。(すでに墓誌の受け石は設置済みです。)
このたびは、お墓のリフォーム工事のご注文をいただきまして、本当にありがとうございました。
※免震材「絆」の動画です。ぜひご覧ください。
※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
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(有)吉澤石材店 吉澤光宏
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