完成すると見えなくなる「お墓の裏事情」、その工事なりのベストを目指す!多摩区での外柵工事の現場にて。

2017年6月7日(水)


こんにちは。登戸の吉澤石材店 吉澤光宏です。川崎市北部を中心に、近隣地域でお墓の工事を行っています。

今日も多摩区の寺院墓地で、お墓の工事の続きを行ってきました。まずは、昨日据えた石へのステンレス補強金具の取り付けから入ります。

こちらのお墓はこんな感じで金具を配置しました。

幅がそれほど広くないため、アンカーを入れる位置が並んだり、近すぎたりしないようにしています。あまり近接し過ぎれば、石に負荷がかかりますから。

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また、なぜ前日に金具を取り付けていなかったかわかりますか?

据えた直後の石は、補強金具で締めつけると無理な力がかかり、石が動いてしまう恐れがあるからです。

そうしたことで、弊社では基本的に補強金具の取付けや締め付けは、翌日以降の作業にしています。(据え付けた後に金具を取り付けられない部分、据付作業に影響ない部分については、事前にアンカーボルトを取り付けてから施工しています)

一日経つと、接着剤やモルタルがある程度硬化して、石も締め付け程度で動き出すことはありません。

既存のお石塔の芝台(石塔の一番下の台)は四つ合わせ型。こちらも接着剤を使用して据え付けましたが、より丈夫になるように、補強金具を取り付けました。(まだ締め付けは行っていません。)

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この四つ合わせ型の芝台も久しぶりです。最近では芝台は安定性を考え、無垢材の一枚型か二枚合わせ型を提案することがほとんどになりましたので。

ちなみにこの芝台は、上に丸々石塔の重量がかかります。接着剤も弾性タイプのものだけでは、重みでつぶれ切ってしまいます。このため、硬化後にある程度の硬さを保持するタイプの接着剤も併用しています。

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使う材料も、その部材ごとの役割に着目する必要があるはずですよね。お互いの良い部分を活かし、弱い部分を補い合えるよう考えなければいけないと思います。

全体写真は撮り忘れましたが、一応外柵部分の据付けはすべて終了しました。

明日以降の天気を見ながら、石塔の据付けを行いたいと思います。

もちろん今までに付いた水アカ等の汚れはきれいに掃除してから。磨き直したようにはなりませんが、それなりに綺麗になりますよ。

梅雨ではありますが、状況に合わせた作業を行ってお墓を仕上げていきたいです。


※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。

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(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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