お墓に欠かせない文字彫刻。そのための確認作業が大事です。

こんばんは、川崎市の吉澤石材店です!

今日の雨は一日しっかりと降りましたね。当然現場作業は無理なので、従業員は作業場で端材を引っ張り出してきて花立石や香炉の加工をしていたようです。

弊社には昔から置いてあった石もありますし、どうしても寸法間違いや一部破損などで使えなかった石が少しずつたまっていきます。そうした石たちに手を加えられるのが今日のような日なんです。

もっともそうした余剰の石も無限にあるわけではありません。あまり作業場での仕事が続くのはいろいろな意味でありがたくはないですね。

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そんな中、石塔に刻む文字が書きあがってきたので早速チェックしてみました。

通常、弊社では石塔文字も戒名文字も人が書いた文字を使っています。

例えば上のように「先祖代々之墓」や「南無阿彌陀佛」のような使いまわしできる文字でも、その都度きちんと書いた文字を使って彫刻します。言ってみれば似たようでいて『オンリーワン』というわけです。(親戚同士で同じ文字を使うことなどもありますが)

手書きの場合、当たり前ですが同じ文字を書いてもみな微妙な違いがあります。それが手書き文字の良さなんだだと思います。例えば隣に同じ書き手の同じ文字(を刻んだ石塔)が並んでも、それぞれが微妙に違う。それが自然な調和を感じさせてくれると考えています。

そうした人の手による文字だからこそ、万が一書き間違いがあってはいけません。原稿に照らし合わせてじっくり確認することが必要です。おざなりの確認作業ではいつか痛い目に遭いますので。

一つの石塔は昨日据付に入った丘カロート外柵の上に乗るものです。確認も終わったので、これから文字の彫刻、正面大文字はサライ仕上です。石塔に刻むとよく映える文字なので完成が楽しみになります。

また、よろしくお願いします。


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