良いお墓づくりのため、バランスの良さを追求したい。川崎登戸の町石屋の独り言
こんばんは。ここのところ色々な地域で石に親しむ川崎市多摩区登戸の町石屋、吉澤石材店です。先ほど京都から帰ってきました。
今回の組合研修旅行は昨日の石材研磨の実習と、いくつかの石造物を巡る二本立ての構成。
弊社のような川崎の石材店でも、石を削り磨くことは日常の業務の中でも比較的行う作業。それに対する理論面を含めた学びの機会は大きいです。ちょっとした研磨でも、より質の高いものをお客様に提供していきたいですし。
また、歴史を重ねてきた石造物を見ること。これは古の石工の仕事を身近に感じる機会です。歴史的な石造物と我々が日常で手がける個人のお墓を並列に語ることに、違和感を覚える人がいるかもしれません。
でも私はそうではありません。石造物との出会いは、自らの仕事が時を超えていくということを意識する瞬間でもあります。
後の世に残るからこそ恥ずかしくない、しっかりとした仕事をしていきたい。古い石造物に出会うたび、そんな思いを強くします。
今の仕事のスキルを高める努力と古い石造物から学ぶ努力。お施主さんに一番近いところにいるべき町石屋だからこそ、そのあたりをバランスよく併せ持てるように頑張ります。
さあ、明日からまた日常の業務に勤しみたいと思います。
また、よろしくお願いします。
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