お墓のリフォーム、花立て(花筒)の交換
お彼岸中に注文いただいた花筒交換の作業をしてきました。既存のプラスチック製ネジ型の花筒を、落とし込みステンレス製落とし込み型花筒への交換です。水鉢石本体も水アカを落として結構きれいになりました。
弊社では花筒交換の場合、大きく分けて二種類の選択肢を提示しています。
一つはこの落とし込み型花筒です。石にあけた穴に差し込むだけなので取り扱いがとても楽です。スッとはずして水場で洗うことができるのでストレスフリーかもしれません。また花筒の大部分が石の中に納まるので、見た目がスッキリした雰囲気になります。
こちらに取り換える場合には水鉢石を一度工場に持ち帰り、穴加工をした後に再度納めることになります。納品できれば即使用することが可能です。
今一つはネジ型花筒。こちらはネジでくるくる回して取外しするタイプです。形状はプラスチック製のものと同じですね。こちらのメリットは現場施工になるので、金額が落とし込み型への変換と比べて割安になることです。
ただしセメントで固定するために、取り付けてから一昼夜は使用するのを避けていただくようになります。また、落としたりしてネジ部分がつぶれると、使用不能になる可能性はあります。
両タイプともに材質はステンレス製なので、長く使用することができます。
基本的にはいずれかのものを選択いただきますが、花立を装着する石の状態によって交換不可能な場合もあります。なので一度現場を確認した後の提案が基本になります。
どちらがお奨めか聞かれることが多いですが、それぞれ一長一短があるので何とも言えません。あくまで個人的な感覚ですが、費用的には割高でも落とし込み型が使用しやすくお勧めではあると思います。
また、よろしくお願いします。