お花好きの方から依頼をいただきました
川崎市の吉澤石材店です。
昼間、お付き合いのあるラムズイヤーの岩田弘美氏に仏花を届けていただきました。
こちらの依頼主さんは近所の方。もともと花好きなので、お墓の備え付けの花立て以外にも花瓶を用意して、好きな花をご先祖にお供えしていたそうです。
季節によっては生花はどうしても傷みやすいため、一対だけは素敵な造花があればそれを使ってみたいと思っていたとのこと。
ちょうど弊社の展示場にあるフューネラルフラワー(造花)を見て、とても気になっていたそうです。早速お届けしてきました。
岩田氏の作品は質感が高いので、とてもご満足いただけたようです。
私は今のところ積極的にフューネラルフラワーをお勧めしているわけではありません。
造花を供えてあるからお墓参りは行かなくてもいいや、と思われてはちょっといかがなものかと…。
頭が固いのかもしれませんが、石材店の立場としてはこんなふうに考えてしまいます。
お墓は建てることも大事ですが、お墓参りをすることが何よりも大切なことなのですから。
そしてそのお墓参りは生花が基本、そして水とお線香が必須です。(仏教式の場合ですが)
でも、単純に生花の代替品ということでなく、生花と補完しあう位置づけとしてのフューネラルフラワー。
例えばお墓参りの際にはいつも通り生花をお供えし、それ以外の時に造花を供える。こうした考え方ならばいいかもしれません。
要はお墓とお墓参りの本質を見失わずに扱えればと考えます。
岩田氏にディスプレイのちょっとした工夫も伺いました。
以前に納めてもらった仏花も、ちょっと置き方を変えると…。
だいぶ雰囲気が変わりますね。教授してもらうまではまったく気が付きませんでした(笑)
この状態なら花筒に生花を備えることも可能になるそうです。
先日の石塔配置の件とあわせ、こちらも少し工夫してみたいと思いました。
また、よろしくお願いします。
※この記事は2016年に書いたものです。
造花についての考え方は今も変わりませんので、参考になればと思い再公開しました。
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