川崎市多摩区のお寺で石塔(墓石)の建立をしてきました
こんばんは。川崎市多摩区の吉澤石材店です。
今日は梅雨空から解放され、久しぶりに石塔建立に近くのお寺さんに行ってきました。和型でも洋型でもない石塔で、『縦洋型』あるいは『位牌型』などとも呼ばれる形状です。
ここ10数年で、こうした形(加工や細かい形状、石の段数はそれぞれです)を選ぶお客さんは増え、特に珍しい形ではなくなりました。
和型の石塔ではなく洋型がいい。でも背の低さが気になるな、という人には受け入れやすいのかもしれません。
洋型は低めの安定感あるシルエットが最大の特徴です。幅広なのでそれなりに存在感もあります。ただし隣近所のお墓に背の高い和型の石塔が並んでいると、「小さい」「低い」と感じてしまう人もいるのでしょう。
その点、縦洋型の石塔はそれなりに高さがあります。隣に背の高い和型墓石が建ってもさほど見劣りもしません。
今回はスクエアな形がお施主様のご希望だったので、余分な装飾や加工をせずシャープな印象になるように作図してみました。真壁小目石(国内加工)の石塔なので加工代も少なめになり、金額も低めに抑えることができました。
施工もコーキングと呼ばれる接着剤を使い、免震材を併用。目地もきっちり仕上げたので永く建ち続けてくれると思います。
余談になりますが、たまたま昨日建立後80年弱の真壁石製石塔を自社工場で磨き直しました。再研磨で見違えるほどツヤがよみがえりましたし、石そのものもほぼ傷んでいませんでした。
こうした長持ちする石を、今現在良しとされる工法を用いてしっかりと施工する。それが大切ではないかと考えます。
また、よろしくお願いします。
※接着剤の耐用年数もあるので完全メンテフリーというわけにはいかないと思います。免震材を入れての施工でも、大地震で絶対倒壊しないということではありません。無責任な空手形は切れませんので、いつもお客様にはこんな話をしています。
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