「直葬で良い」が8割超—本当に大切なのは、双方の想いのすり合わせ
2025年12月31日(水)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
早いもので大晦日。
今年も一年間、本当にありがとうございました。
掃除や片付けもひと通り終えて、
今こうして机に向かっています。
ようやく少し落ち着いてネットを見ていたら、
ある記事が目に入りました。
先日、公表されたアンケート
(インターネット調査/50代以上500人)では、
「自分の葬儀は直葬(火葬のみ)で良い」
と答えた方が8割を超えたそうです。
家族を思うからこその選択
理由で多かったのは、
「家族に負担をかけたくない」(61.0%)
「費用を抑えたい」(58.9%)
「シンプルな形が良い」(42.5%)――。
この気持ち、私は特に驚きません。
残される家族に負担をかけたくない。
それは冷たさではなく、
思いやりから出てくる言葉だと思います。
もう一つの視点—「送る側」の気持ち
ただ、ここで一つ、別の視点もあるのではと、
言っておきたいんです。
それは、
「残される家族が、あなたをどう送ってあげたい
と思うのか」
ということです。
確かに葬儀には、費用も手間もかかります。
なので本人が「簡素で良い」と言うのは、
家族を想ってのことでしょう。
でも、送る側にも気持ちがあります。
1年後、3年後、5年後。
時間が経ったときに、
「ああ、納得して送ってあげられた」
と思えるのか。
あるいは、どこかに小さな引っかかりが
残るのか。
この違いは、残された方にとって
案外大きいものではないかと思うんです。
大事なのは、すり合わせ
葬儀は私の専門外、
なのであまりいい加減なことは言えません。
ただ、
これはお墓の相談でもよく似た形で出てきます。
「お墓はいらない」とおっしゃる方の多くは、
「子どもに負担をかけたくない」から。
一方で、ご家族は、
「手を合わせる場所がほしい」
「ちゃんと形にしてあげたい」
と思っていることもあります。
どちらが正しい、という話ではありません。
どちらの想いも大切です。
だからこそ、元気なうちに、話しておく。
「私はこう思っている」
そして、
「あなたはどう思う?」
この両方を出して、すり合わせていく。
たぶん大事なのは、
その「会話」そのものなんだと思います。
年末年始、家族が集まる機会に、
少しだけ穏やかに話してみてください。
「私はこう考えているけど、
あなたはどう思う?」
その一言から、納得できる形が
見えてくることがあるかもしれません。
今年の7月末から再び書き始めたこのブログも、
ひとまず年内は今日で一区切りです。
読んでいただき、ありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えくださいね。
では。
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