初めてのお墓相談、何を聞けばいいか分からない方へ
2025年12月15日(月)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
お墓の相談で、よく聞く言葉があります。
「こういうの、慣れていなくて…
よくわからなくて…」
今日はその「よくわからない」を、
いったん整理して、次に何をすればいいかが
見えるように書いてみます。
「慣れていない」は、知識不足だけじゃない
「よくわからない」と言いながら、実は皆さん、
いろいろ抱えています。
失敗したくない。
家族に説明できるか不安。
失礼にならないか怖い。
どこまで聞いていいのか分からない。
営業されたら断れるかな…。
質問が散らばっている状態で、
うまく聞ける人なんていません。
だから、まずは整理からで大丈夫です。
そもそも、お墓は「慣れる」買い物ではありません
私から見ると、ここが一番大事です。
お墓を建てるのって、ほとんどの方が初めて。
むしろ初めてじゃない人のほうが少ない。
親の代で建てたお墓がきちんとしていれば、
次の子どもの代はほとんどいじらない。
孫の代でも、どうかな…というくらいです。
つまり、誰でも初めてなんです。
慣れていなくて当然です。
打ち合わせをスムーズにするために、石屋に最初に伝えるべき「3つのこと」
「何を聞けばいいか分からない」なら、
これだけで十分です。
-
希望するお墓の雰囲気(和型・洋型・その他など。もちろん、はっきり決まっていなくても大丈夫です)
-
家族の希望(継承の見通しも含めて)
- 予算の幅(上限が決まっていれば。決まっていなくとも「どのくらいの幅で考えたいか」だけでもOK)
最初にここが整理できると、打ち合わせが
一気にスムーズになります。
相談の前に、メモしておくと話が早いこと

初めての方ほど、
「何から話せばいいか分からない」となります。
そんなときは、完璧じゃなくていいので、
次のことだけメモしておくと、打ち合わせが
ぐっと楽になります。
-
- 場所の名前(霊園名/寺院名)
- 墓所の写真
(更地でもOK。周りの様子が分かる写真があると助かります) - 墓所の広さ(分かる範囲で)
- 新しく建てるのか、建て替え・リフォームなのか
- 納骨の予定があるか
(時期が決まっていれば目安だけでも) - 相談の窓口になる方
(ご本人/奥さま/娘さんなど)
決まっていないこと、分からないところは空欄で
大丈夫です。
「今日は決める日じゃなくて、整理したい」
――その気持ちのままで来てもらえれば結構です。
まずは状況の確認をしていきましょう。
ひとつだけ、お約束しておきます
うちから無理に営業したり、
あとで何度も連絡したり、
ということはしません。
お墓は急いで決めるものではありません。
それより、まずは場所のこと、ご家族の希望、
納骨の予定などを一度並べて、
一緒に確認しながら進めていきます。
だから、今日は“決める日”じゃなくて大丈夫です。
まずは状況を聞かせてください。
補足:石の「色のイメージ」だけでも聞かせてください
もし可能なら、最初に
「使ってみたい石の雰囲気」を、
ざっくりでいいので教えてもらえると
助かります。
それだけでも見積もりや提案が、
ぐっと現実的になります。
はっきり決まっていなくて構いません。
黒っぽい感じ。
グレーっぽいイメージ。
白っぽい雰囲気。
ちなみに、白御影石でも「グレーっぽい」と
表現される方もいます。
言葉の正確さより、イメージの共有が大事です。
産地や具体的な石の話は、
焦らなくて大丈夫です。
順番に確認していきますから。
こう言ってもらえれば話が早いです

相談するとき、こう言ってもらえれば
話が早いです。
「慣れていなくて分からないので、
今日は決める日じゃなくて整理したいです。
全体の流れと、費用が増えやすいポイントだけ
先に教えてください。
石の色味は、黒っぽい(グレー/白)
イメージです。」
これで大丈夫です。
お墓は長持ちします。
だからこそ、慌てて決めなくていい。
初めてで当然。
慣れていなくて当然。
その前提で、一緒に考えていきましょう。
では。
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