亡き人を活かし続けるマスターキー~お墓の力とは?
2025年11月26日(水)
こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。
今週土曜日、また世界墓マイラー同盟の巡礼会に
参加させていただくことになりました。
今回の舞台は護国寺墓地。
納骨があるので遅れての参加になりそうです。
そんな折、Facebookの思い出機能で
二年前(2023年)の青山霊園巡礼会の投稿が
出てきました。
改めて読み返してみると、この日の体験は今でも
色褪せることなく心に残っています。
土曜日への期待を込めて、当時の記事を少し
手直しして改めてご紹介させてください。
この催しは、各地からお墓好きの方が集まり、
各分野の偉人の方々のお墓を巡る会。
Facebookでつながっていただいている
カジポン・マルコ・残月さんたちの解説を
交えて、約半日にわたって
楽しい時間を過ごすことができました。
同時代に生きた人たちだけではなく、
世代も異なり、縁もゆかりもないであろう
偉人の方々のお墓も多くあるわけですが、
そうした人たちとも、お墓を通じてつながりを
持てるような気がします。

青山霊園で出会った、偉人の墓所の一つ。
古い石造物の向こうに、今の街の風景が重なって見えます。
その人にスポットを当て、
その足跡に思いを致すことで、
亡くなった人でも記憶の中に生き続けることが
できるはず。
お墓は、亡き人を活かし続ける
マスターキーでもあるんです。
お墓なんてただの四角い石、
そんなものを拝むのはただのバカだ、
そんなことを言っている人がいました。
なるほど、
その人にとっては、お墓は確かにその程度の価値
しかないのでしょう。
個人の価値観は、否定すべきではない。
しかし人は、生きていく中でいろいろな経験を
通じ、さまざまな思いを感じていく
――そうした生き物でもあります。
自分の大切な人、
例えば可愛い子や孫を亡くした時も、
同じ精神状態で、同じ言葉を吐くことが
できるのでしょうか。
お墓をディスる言葉を聞くたびに、
私はそんなふうに思います。
お墓の持つ本当の力。
その力って、普段何気なく過ごしているときに
強く感じられることは、多くはないかも
しれません。
でも、生者を精神的に支えてくれる、
決して小さくはないパワーを秘めているはずだと
私は思います。
皆さんも、お墓参りに行くと、
理由はうまく説明できないけれど
心がすっと落ち着いたり、安心することって
ありませんか。
実は今日、とある偉人のお墓近くで、
ウチで建てさせていただいたお墓を発見しました。
何気なく見ていると
「あれ? 父の字に似ているな」と。
よく見ると、間違いなく自分のところで施工したものでした。
登戸からそう遠くではないものの、
施工に行く機会はほとんどない青山霊園。
その広い広い墓域の中で、偶然にも自社で建てた
お墓に会えた。すごい確率だなと思います。
もしかしたら、これもお墓の持つ力の一端
なのかな、と思うと、とても嬉しいひと時でも
ありました。
何はともあれ、段取りしてくださった皆様、
一緒に巡ってくださった皆様、
本当にありがとうございました。
以上です。
さて、今週土曜日の護国寺墓地では、
どんな出会いがあるのだろうか。
今から楽しみです。
では。
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