洗濯された手袋~信頼を感じさせてくれた出来事

2025年10月21日(火)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

9月28日、犬島石の磨き仕上げ五輪塔の納骨に立ち会わせていただいた際、うっかり作業用の手袋を現場に置き忘れてしまいました。手袋がなくなったことには気づいていたものの、どこに忘れてきたのかすっかり分からず、諦めて忘れかけていました。

そんな先週末、施主さんからメールが届きました。お墓参りに行った際に手袋があり、「吉澤さんのものではないか」と思って自宅に持ち帰り、洗濯しておきましたとのこと。

昨日、そのお宅まで伺って手袋を受け取ってきました。

その際に伺ったのですが、故人の携帯に残っていた弊社の連絡先を探し出して、わざわざ画像を添えてメールをくださったそうです。

お客様が洗って返してくださった作業用手袋。

比較的新しめの手袋ではありましたが、作業用のものですから、決してきれいなものではありません。それをわざわざ持ち帰って洗濯までしていただいたことに、驚きと同時に、申し訳なさとありがたさが込み上げてきました。

普通なら、汚れた作業用手袋など処分されても仕方ないところです。それを大切に持ち帰り、洗濯までして保管してくださる。

吉澤石材店を信頼してくださっているからこその、お心遣いだと感じました。そして、納骨から約3週間。お墓参りの際に手袋を見つけて、すぐに連絡をくださった。

そのお気持ちが本当にありがたく、同時に、こうした信頼に応えられる仕事を続けていかなければと、身が引き締まる思いでした。

良い仕事をさせていただいて、喜んでいただいて、そして信頼していただける。

必ずすべてのお客様とこのような関係を築けているわけではないかもしれません。ただ、一つ一つのご縁を大切に、こうした信頼関係を築ける石屋でいられたらと、あらためて思います。

お墓は建てて終わりではなく、そこから長いお付き合いが始まるもの。今日の手袋のエピソードは、そのことをあらためて教えてくれました。

こうした一つひとつの出来事が、日々の仕事の励みになります。本当にありがとうございました。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
お墓以外にも石鳥居や記念碑のお仕事も承っております

似顔絵(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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