秋の日曜、五輪塔の納骨に行ってきました

2025年9月28日(日)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

本日は犬島石の磨き仕上げ五輪塔の納骨に立ち会わせていただきました。

空は薄曇りながらところどころ青空がのぞき、季節を感じさせる雲がゆっくり流れていきます。そんな空のもと、現場に着くと、すでに墓前には色とりどりの仏花が供えられていました。しっかりと据えられた五輪塔が秋の空を背に静かにたたずんでいました。

本堂でお勤めの間、五輪塔をきれいに拭きあげながら、ご主人との打ち合わせの時のことなどを思い起こしていました。

納骨の前に、お子さんやお孫さん、奥さまにもお骨壺にそっと触れていただきました。ご自宅では桐箱に納められ、上から化粧袋をかけて安置されていたため、骨壺に触れるのはこの日が初めてになったことでしょう。お骨そのものには抵抗がある方も多いですが、骨壺を通してなら自然に手を添えられます。

小さなお孫さんたちは無邪気に触れていましたが、成長したときに「あの日おじいちゃんの骨壺に触ったな」と思い出してくれる日が来ることでしょう。

お経とお参りが終わったころ、少し大きなお孫さんが静かに涙ぐんでいました。おじいちゃんが本当にお墓に収まったことを理解して、急に寂しさや悲しさが込み上げてきたのでしょう。その場の空気はやさしく、あたたかな時間が流れていたように思います。

先日「お二人の雰囲気にぴったりだね」とお子さんたちが話されていたと伺っていましたが、今日の光景を見て、なおさらその言葉どおりだと感じました。あらためて、この五輪塔を選んでいただいたことは正しかったのだと感じます。

五輪塔は、これからも変わらずこの場所に建ち続けます。ご家族の心の拠り所として、その祈りや語らいを受けとめながら月日を重ねていくことでしょう。

こうしてまた一つ、心に残るお仕事をさせていただけたことを、ありがたく、しみじみとうれしく思っています。

お墓は建てて終わりではなく、そこから始まるもの。

まさに、お墓から始まる「つながり」のものがたり

今日の納骨に立ち会いながら、あらためてそのことを強く感じました。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
お墓以外にも石鳥居や記念碑のお仕事も承っております

似顔絵(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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