秋分の日はご先祖を偲ぶ特別な日――ポスターをお寺にお届けしました

2025年8月21日(木)


こんにちは。川崎市多摩区の石屋、吉澤石材店の吉澤です。

お盆も過ぎましたが、まだまだ盛夏と変わらない暑さですね。日が落ちるのは少し早くなった気もしますが、夜になってもその暑さはおさまりません。秋の気配はもう少し先かな…そんなふうに感じています。

さて、お盆には多くの方がお墓参りに行かれたことと思います。ご先祖さまをお迎えして、家族そろって手を合わせるのはやっぱり日本の夏らしい光景ですよね。

そしてお彼岸もまた、先祖をしのぶ日本の大切な習わしです。なかでも秋彼岸の中日にあたる秋分の日は、祝日法で「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」と定められていて、まさに“お墓参りの日”といえる特別な日なのです。

出典:一般社団法人日本石材産業協会

ちなみにこれは、弊社でも加盟している日本石材産業協会で毎年作成している「秋分の日はお墓参りの日」のポスター。本日、出入りのお寺さんに伺う用事があり、一緒にお届けしてきました。もし差し支えなければ掲示していただければありがたいとお願いしてきました。

このポスターを目にすると、やっぱり秋分の日は特別な意味があるんだな、と感じます。だって「敬って偲ぶ」と法律でわざわざ制定されているわけなのですから。

お墓参りの大切さを、目にした方に少しでも感じていただけたら嬉しいです。

「お墓参り?お盆で行ったばかりだし、またすぐに?」と思う方もいるでしょう。でも、秋分の日にお墓に行ってみると、お盆とはちょっと違う雰囲気があるんです。昼と夜が等しくなるこの日は、自然が季節を切り替えるタイミング。そんな日に手を合わせると、不思議と自分の気持ちにも一区切りがつくように思います。

夏の暑さも少し落ち着いた秋の墓地は、お盆のにぎやかさとはまた違う趣きがあります。静かな空気の中で手を合わせていると、ご先祖さまとのつながりをあらためて感じられるだけでなく、「ああ来てよかったな」と自分の気持ちも整理されて落ち着いていくんです。

お墓参りって、ご先祖さまの冥福を祈る場ですが、それだけではない。自分の心のためにもなるんだなと、私自身よく思います。忙しい日々の中でつい忘れがちな感謝の気持ちや、これからのことを考えるきっかけになる。ほんの少しの時間でも、不思議と心が整うんですよね。

とはいえ、私自身も子どもが成人して社会人になり、最近では家族みんなで必ずお墓参りに行けているわけではありません。正直なところ、少し気が引ける思いもあります。でも、それでも行けたときにはやっぱり「来てよかったな」と感じるんです。だからこそ、無理のない範囲で手を合わせる機会を持つことが大事なのかな、とも思います。

そういえば、子どもがまだ小さかったころは、一緒に掃除をしたり花を手向けたりする中で、自然と会話が生まれました。ご先祖さまの話をしたり、自分たちのルーツを伝えるきっかけにもなって、ああいう時間は今振り返っても本当に貴重だったと思います。

もちろん、「絶対に行きましょう」と押しつけたいわけではありません。でも、お盆からひと月ほど経って迎える秋分の日に、もう一度お墓に行ってみると、「やっぱり来てよかった」と思えるものになるはずです。

秋分の日に、お墓参りを通してご先祖さまを偲び、感謝の気持ちを伝える。そんな時間を過ごしていただければと思います。

では。

※最後までご覧をいただきまして、ありがとうございます。
お墓以外にも石鳥居や記念碑のお仕事も承っております

似顔絵(有)吉澤石材店 吉澤光宏

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